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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜”放蕩皇子”の嘆願〜前篇
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リスティンは苦笑し、ヨシュアは疲れた表情をし、フェミリンスは呆れた表情をしていた。



「もう、この娘ったら……お酒を飲むのは別に構わないけど一気飲みなんて、はしたないわよ。」

「フフ、こういった場だからこそ一気飲みができるんですよ、お母様♪あ、すみませーん!ビールのお代わりをお願いしまーす♪」

自分自身と容姿や髪などが似ていて、一対の美しき白い翼を生やしている女性―――フィーナ・クリスティンの指摘に微笑みながら答えたエイドスは近くの店員を呼んで注文をし

「ハハ、確かにエイドスの言う事も一理あるね。」

「エイドスを甘やかさないで下さい、アドルさん。エイドスは女神なんですから、自分自身が人々にとってどんな存在であるかを自覚させませんと。」

エイドスの言葉に苦笑しながら頷いた赤毛の青年―――アドル・クリスティンにフィーナは呆れた表情で指摘した。

「フフッ、お母様?”今の私”は”ただの新妻”ですから、”女神”ではありませんよ♪というか私は自分の時代では”女神業”は引退していますから全然問題ありません♪」

そして微笑みながら答えたエイドスの言葉にその場にいる全員は冷や汗をかいて脱力した。



「前々から疑問に思っていたけど、一体いつまでその滅茶苦茶な設定を通すつもりなのよ。」

「アハハ……元の時代に帰るまでじゃないかな?」

「ミント………それ、冗談になっていないよ?」

「それ以前に”女神業”という仕事はありませんし、貴女は”神”を何だと思っているのですか。」

ジト目でエイドスを見つめるエステルに苦笑しながら答えたミントの推測を聞いたヨシュアは疲れた表情をし、フェミリンスは呆れた表情でエイドスを見つめ

「う、う〜ん……やっぱりどう考えてもフィーナでもないし、レアでもないね、この性格は……」

「ううっ、一体何があってこんな性格になったのかしら……」

「ま、まあまあ。恐らく長い年月の間に色々あったんですよ。」

アドルは困った表情でエイドスを見つめ、疲れた表情で頭を抱え込んでいるフィーナにエレナは苦笑しながら慰めの言葉を送り

「うっ!?な、何の事ですか?私は正真正銘24歳の”ただの新妻”ですよ?」

エレナの言葉にショックを受けた後冷や汗を滝のように流しながら答えるエイドスの言葉にエステル達はそれぞれ冷や汗をかいて脱力した。



「ったく、こっちでも相変わらずだな……この自称”ただの新妻”は。」

するとその時トヴァルとオリヴァルト皇子がエステル達に近づいてきた。

「あ、トヴァルさん!それにオリビエさんも!」

「げっ。スチャラカ皇子までいるじゃない。ちょっと〜。まさかとは思うけど面倒事をあたし達に持ってきたんじゃないでしょうね?」
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