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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜”放蕩皇子”の嘆願〜前篇
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で、メンフィルまで介入してきて余計にややこしい事になって、その影響でこっちの仕事は更に増えたし。今度会ったら新しく覚えた技か魔術の練習台にしてやろうかと思っていたくらいよ。」
「ゴメンなさい。ボクが不甲斐なかった事は認めますので、鞭や魔術はマジで勘弁してください……」
(マジでどういう関係なんだ、この二人は……?)
シェラザードの答えを聞くと疲れた表情で謝罪し、その様子を見つめていたトヴァルは冷や汗をかいた。
「ハア……それで?話を戻すけどメンフィル領のギルドに一体何の用なのよ。」
「ギルドというか、ギルドに協力している”とある人物”に用があるんだ。」
「ギルドに協力している……?―――!…………もしかしてメンフィルに半ば脅迫に近い形で契約させられた”戦争回避条約”の内容を”空の女神”にもう少し緩和する事を進言してくれる事を頼み込むつもり?確か話によるとあんたの妹―――アルフィン皇女が”灰の騎士”とやらの乗り手に嫁ぐ事で、エレボニアにとって一番ヤバイ内容は相殺される事になったのでしょう?なのにまだそれ以上の緩和を望んでいるのかしら。」
オリヴァルト皇子の目的を察したシェラザードは真剣な表情でオリヴァルト皇子を見つめて問いかけた。
「”空の女神”に用があるのは確かだけど、その件ではないよ。あの件は父上が契約書にサインした以上もうどうしようもないし、エレボニアがメンフィルにしてきた事やそれらによって膨れ上がったメンフィルの怒りを考えればあの内容に従うのが”筋”だし、リィン君やエレボニアの為に必死に”救済条約”を考えてくれたエリゼ君に対して、そんな失礼な真似をするつもりはない。私が”空の女神”に頼みたい事とは―――――」
その後シェラザードからエイドスがいる場所を教えられたオリヴァルト皇子とトヴァルはその場所へと向かった。
〜宿酒場”トバ”〜
「ゴク……ゴク……―――ん〜♪やっぱり仕事が終わった後のお酒は最高ですね♪」
グラスに注がれてあるお酒を一気飲みしたエイドスは幸せそうな表情をした。
「あたしはまだお酒が飲めない年だから、わからないけど……さすがに一気飲みはどうかと思うわよ?あんた、一応”女神”でしょうが。」
「アハハ……エイドスさん、サラさん達みたいな凄い飲みっぷりだよね〜。」
「ケビンさんとリースさんが今のエイドスさんの姿を見たら、絶対頭を抱えるでしょうね……」
「お願いしますから、これ以上貴女の信者達が幻滅するような事をしないで下さい。」
「……まあ、貴女の事ですから、その信者達の事も何とも思っていないでしょうね……」
ジト目でエイドスを見つめるエステルの言葉を聞いたミントと騎士装束を纏った娘――――エレナ・ストダート・ク
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