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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第28話
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あ……この勝利は君達の活躍による勝利。存分に誇っていいと思うよ。」
「フフ……学生主体でこれ程の成果をあげるなんて、本当に驚きました。」
”第3の風”としての初めての勝利にリィン達が喜んでいる中、エリスは静かな笑みを浮かべ、シグルーン達は微笑みながらリィン達を称えた。
「それにしても、少佐。タイミングが良すぎませんか?ずっと第四機甲師団から離れて別行動だったんでしょう?」
「たしか帝国西部にも行ってらっしゃったとか?」
ナイトハルト少佐が現れたタイミングを思い返したサラ教官は苦笑しながらナイトハルト少佐に尋ね、マキアスも続くように問いかけた。
「ああ、第七機甲師団を始め、各機甲師団との連絡を取っていた。昨日、フィオナお嬢さんがこちらへ移送されたという情報を聞き―――取り急ぎ駆け付けた次第だ。」
「ナイトハルトさん……どうもありがとうございます。」
「いや……当然のことをしたまでです。」
リィン達に対してはいつものような雰囲気で答えていたナイトハルト少佐だったが、フィオナに話しかけられると堅苦しい雰囲気を若干柔らかくしてフィオナと接していた。
(あれれ、なんかイイ雰囲気?)
(照れてるね、あれ。)
その様子を見ていたミリアムは目を丸くし、フィーはジト目になり
(うふふ、将来はひょっとしたら結ばれる事になるかもしれないわね、エリス♪)
(ひ、姫様……お二人に聞こえたらどうするのですか?)
興味津津な様子で二人を見つめるアルフィン皇女の小声を聞いたエリスは冷や汗をかいて指摘し
(うーん………昔からの知り合いではあるけど。)
(まあ……そうなんですか。)
エリオットの小声を聞いたセレーネは目を丸くした。
「コホン……しかしナイトハルト。独断専行とはお前らしくないな?フフ、良い意味で軍人としての柔軟性を身に着けたようだ。」
愛娘と見つめ合っているナイトハルト少佐の様子を見たクレイグ中将は咳払いをして自分に注目させた後ナイトハルト少佐の動きを想い返し、苦笑した。
「いえ……今回については奇妙な導きもありまして。砦への進入路が判明したため思い切った次第です。」
「奇妙な導き……?」
ナイトハルト少佐の話を聞いたクレイグ中将は眉を顰め
「そ、それって……」
「……もしかして。」
エリオットとフィーはナイトハルト少佐の言葉から自分達が双龍橋を超える際に出会ったフードの男を思い出した
「まさか……怪しげなフード姿の男ですか?」
「ああ、その通りだが。なんだ、お前達の知り合いだったか?」
リィンの問いかけを聞いたナイトハルト少佐は目を丸くして尋ねた。
「い、いえ……知り合
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