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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2部〜真の強者達の”力”〜 第26話
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その後仲間達と共にエレボニア東部各地を回って活動していたリィンは自由行動の際、リウイ達によって討ち取られた”貴族連合”の”裏の協力者”達の墓参りに行った際にユミルの墓地にて出会い、最上位に位置する亡霊と対峙していた亡霊と化した”貴族連合”の”裏の協力者”―――アルティナ・オライオンと一時共闘した。その後倒した亡霊の力を無意識に取りこんだ影響で魂の消滅の危機に瀕していた彼女を救う為に”性魔術”をし……その結果アルティナを救う事はでき、更に”契約”もして自らの使い魔にした。
そして各地を回って依頼の消化や学院生との合流を果たしていたリィン達はトワから来た連絡―――行方がわからなかったZ組の家族の所在がわかった為、それを聞く為にカレイジャスに一端戻った。
〜カレイジャス・ブリッジ〜
リィン達がブリッジに現れると待機メンバーも集まっていた。
「あ、リィン君達……!」
「戻って来られたのですね……」
「……お帰りなさい、皆さん。」
リィン達をトワとセドリック皇太子、アルフィン皇女は暗い表情で迎えた。
「ただいま、戻りました。」
「みんな、どうしたんだ?浮かない顔をしているようだが……」
「えっと……その……」
ガイウスの疑問にセレーネは答えを濁し
「……………………」
「その、実は……行方がわかったのはフィオナ・クレイグさんなの。」
エリオットが暗い表情で黙り込んでいる中、トワが代わりに答えた。
「エリオットの姉上か……!」
トワの答えを聞いたラウラは帝都で出会ったフィオナを思い出し
「連絡が取れなくなっていたと聞きましたが……一体どちらに?」
「うん、バリアハートのプリネちゃん達から入って来た情報なんだけど……昨日、帝都から”双龍橋”に列車で移動したみたいなの。それも……無理矢理連れてこられる形で。」
リィンの質問にトワは暗い表情で答えた。
「まさか―――!?」
「人質というわけか……!?」
「まー、間違いないだろうねー。たぶんガレリア要塞方面にいる”第四機甲師団”を牽制するためにさらってきたんじゃないかな。」
「…………姉さん……」
トワの話を聞いてフィオナが人質にされた事にそれぞれが血相を変えている中、ミリアムの推測を聞いたエリオットは心配そうな表情で呟いた。
「家族を人質にとるとは……さすがに卑劣すぎるだろう。」
「貴族連合はどこまで卑劣になれば気がすむのでしょうか?」
ガイウスとエリスは厳しい表情をし
「……そうでしょうか?”灰の騎神”の操縦者であるリィンさんを貴族連合に引き入れる為にエリスさんとアルフィン
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