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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2部〜真の強者達の”力”〜 第26話
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「ちゅ、中将……」
「しかし……」
クレイグ中将の決意を知ってなお、戦車兵達は迷い
「クッ……!やれないとでも思っているのか!?いいだろう、ならば貴様の望み通り―――!」
唇を噛みしめた領邦軍の司令官がフィオナに危害を加える命令をしようとしたその時!
「お待ちなさい―――!」
「え――――」
「この声は……!?」
アルフィン皇女の声が聞こえて来た後、カレイジャスが上空に姿を現した!
「……あ、あれは!?」
「……”紅き翼”か……!」
カレイジャスの登場に兵達が驚いている中、クレイグ中将は予想外の勢力の介入に目を丸くした。
「クロイツェンの兵達よ、恥を知りなさい!罪もない敵将の家族を人質に取り、戦に利用しようなどという愚行―――アルノールの名において断じて許すわけには参りません!」
「貴方達領邦軍は”賊軍”である事を既にエレボニア各地に周知している事は、貴方達も知っている筈!知っているにも関わらずこれ以上”アルノール家”に剣を向け、国を混乱させるつもりならば、”極刑”も免れませんよ!?これ以上罪を重ねて、重罪を犯さない為にも降伏してください!これはエレボニア皇帝ユーゲント・ライゼ・アルノールの名代であるセドリック・ライゼ・アルノールとアルフィン・ライゼ・アルノールの”勅命”です!」
「お、皇女殿下……」
「こ、皇太子殿下……」
「や、やっぱりあの新聞の内容は本当だったのか……!」
「そ、そんな………」
「ううっ……」
アルフィン皇女とセドリック皇太子の怒りを知った領邦軍は士気が下がり、それぞれ複雑そうな表情をした。
「トールズ士官学院”Z組”並びに協力者一同――――作戦を開始する!!」
「行くわよ―――あんたたち!!」
「おおっ!!」
そしてカレイジャスは西側に移動するとカレイジャスからヴァリマールが飛び降り、ヴァリマールに続くようにルチアに乗ったシグルーンがヴァリマールの横に並び、更にエマの転移魔法によってZ組の面々やZ組の新たなる協力者達―――エリス、パント、ルイーズも姿を現した!すると守備隊である機甲兵達も砦の中から姿を現した!
「機甲兵―――現れたわね!!」
「―――私は二体の背後にいる隊長機を受け持ちます。無力化次第、私もヴァリマールの援護に回りますわ。」
「お願いします!行くぞ、ヴァリマール!!ここは俺達が切り開く!!」
「任セルガイイ―――!!」
そしてヴァリマールとルチアに乗ったシグルーンは機甲兵達との戦闘を開始した!
リィン達がフィオナ救出に向けて作戦を開始した同じ頃、ロイド達は最後のはぐれた仲間であるエリィとエリィと共に監
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