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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2部〜真の強者達の”力”〜 第26話
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かべるミリアムの言葉を聞いたリィンの身体の中にいるアルティナはジト目になった。
「君達、心の準備はできているかい?」
「はい―――迷いはありません。フィオナさんの救出……必ず成し遂げてみせます。」
ジョルジュの問いかけにZ組を代表して答えたリィンは決意の表情でジョルジュを見つめた。
「ま、こうなったらやるしかないわね。」
「頑張りましょう……!」
「それじゃあみんな、配置について!クロイツェン州北東部―――”双龍橋”に向けて発進します!」
「イエス・マム♪」
「全速全身っ、レッツゴー!!」
トワの指示にカレイジャスの船員となった学院生達はそれぞれ気楽な口調で答えた。
そしてカレイジャスは作戦を開始する為に双龍橋方面に向かった!
同日、12:00―――――
〜クロイツェン州領邦軍拠点”双龍橋”周辺〜
カレイジャスが到着する少し前、第四機甲師団との戦闘をしていた機甲兵達は第四機甲師団に圧され、次々と後退していた。
「お、おのれっ……”第四機甲師団”め!」
「とにかく体勢を立て直さねば――――」
機甲兵達が第四機甲師団が現れるトンネルを睨んでいると突如砲弾がトンネルから現れ、機甲兵達に次々と命中した!
「ぐわっ!?」
「うおおおおおっ!?」
たった一発の砲弾で機甲兵達が戦闘不能になるとクレイグ中将率いる第四機甲師団が姿を現した!
「フン、我ら第四機甲師団を嘗めてかかったのが運のツキだ。―――あと一息だ!このまま双龍橋を攻め落とすぞ!」
「で、ですが……!」
「中将、このままでは……」
クレイグ中将の指示を聞いた戦車兵達はクレイグ中将の愛娘が領邦軍によって殺される事が目に見えていた為、迷っていた。
「――止まるがいい、”第四機甲師団”よ!!」
するとその時新手の領邦軍が第四機甲師団の行く手に立ちはだかった。
「”紅毛のクレイグ”―――貴様、どういうつもりだ!?降伏勧告を無視してここまで攻めてくるとは……!娘の命が惜しくないのか!?」
「ッ……!」
「貴族連合め……!」
「メンフィルに”報復”をされてなお、懲りずに卑怯な手段を取るとは……!」
「どこまでエレボニアの恥を晒すつもりだ……!」
「中将、このままではお嬢さんが……!」
領邦軍の司令官の言葉にクレイグ中将は唇を噛みしめ、戦車兵達は悔しそうな様子でそれぞれ呟いた。
「―――狼狽えるな、兵達よ!そして貴族連合―――我が娘を甘く見ないでもらおう!あやつとて曲がりなりにも帝国軍人の娘だ!卑劣な脅しに屈せず義に殉じる覚悟はできておろう!」
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