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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2部〜真の強者達の”力”〜 第26話
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邦軍はもう負けたも同然の状態。そんな所に雇われていたら自分達まで拘束されるか、殺されるかのどっちかだし。」

「それは…………」

「…………………」

「ま、戦力が減っているんだから、ボク達にとっては好都合だよね〜。そう言えばユーゲント皇帝達を囮にして、ユーゲント皇帝達の身柄の確保の為にメンフィル領に襲撃する貴族連合軍をメンフィルが殲滅するって話になっているけど、実際どうなっているの?」

サラ教官とフィーの推測を聞いたラウラが複雑そうな表情で黙り込んでいるユーシスに視線を向けている中、ミリアムは静かに呟いた後パントに視線を向けた。



「報告によればバリアハートには1回、オルディスには2回、そしてユミルには3回領邦軍が襲撃し、メンフィル軍はそれらを全て迎撃し、”殲滅”している。」

「なっ!?」

「え……本当にまたユミルに襲撃しようとしたのですか……!?」

「しかも回数が首都よりも多いなんて……やっぱり狙いはシュバルツァー男爵夫妻を誘拐して、お兄様を服従させて貴族連合の戦力にする為でしょうか?」

パントの話を聞いたリィンは驚き、エリスは表情を青褪めさせ、セレーネは辛そうな表情で推測した。



「恐らくは。現状の”切り札”である”蒼の騎神”を保有する”C”が協力を打ち切った上、”真の切り札”である”緋の騎神”がバルヘイム宮が爆撃されて瓦礫の山と化した事によって使えない事に加えて肝心の”起動者(ライザー)”まで奪還されたのですから、戦力を少しでも確保したいのでしょうね。」

「……カイエン公は今でも間違いなく僕達の身柄の確保を必死になって狙っているのでしょうね……」

「ええ……ひょっとしたらお兄様も”起動者”にする為にわたくし達同様狙われているかもしれないわね………………」

シグルーンの推測を聞いたセドリック皇太子とアルフィン皇女はそれぞれ複雑そうな表情をし

「ニシシ♪でも、アレだよね〜。戦力を確保するつもりで襲撃しているのに、それで自分達の戦力を減らしていたら意味ないじゃん。」

「むしろ逆効果だね。」

「カイエン公や領邦軍は焦りのあまり”学習能力”も失ったのかしら?」

「セ、セリーヌ。」

口元に笑みを浮かべるミリアムの言葉にフィーは呆れた表情で頷き、呆れた表情をしているセリーヌの言葉にエマは冷や汗をかいた。



「……ま、何にせよ敵の戦力が減っているからと言っても油断は禁物よ?」

「はい……!」

「失敗は許されない……力を合わせる必要があるな。」

サラ教官の言葉にラウラは頷き、ガイウスは真剣な表情で呟き

「あはは、なんだか武者震いしてきたかもー。」

(相変わらず彼女の思考は理解できません。)

無邪気な笑顔を浮
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