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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2部〜真の強者達の”力”〜 第26話
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になる。―――皇太子殿下と皇女殿下の宣言の後、”灰の騎神”で西側に降下……守備の機甲兵を撃破して砦内部の混乱を誘った上で突入班がフィオナさんを救出する。」
リィンは作戦開始前に打ち合わせの内容を確認する意味で仲間達を見回して言った。
「昨日のブリーフィングで打ち合わせた通りね。」
「ふふっ、セドリックと共にしっかりと第一声を務めさせていただきますわ。」
「ア、アルフィン。プレッシャーになるような事を言わないでよ……」
アルフィン皇女はいつも迷惑をかけていた自分がようやくリィン達の力になれる事に嬉しさを隠せず、微笑みを浮かべ、アルフィン皇女の言葉を聞いたセドリック皇太子は冷や汗をかいた。
「作戦通り私はルチアと共に”灰の騎神”を援護し、機甲兵撃破後は陽動班をバックアップしますわ。」
「先日決めたように私は突入班のバックアップを、ルイーズはシグルーン中将と共に陽動班のバックアップだ。」
「フフ、よろしくお願いしますね。」
「あたしは突入班をバックアップしつつ、艦との連絡を受け持つわ。できればリィンもそのまま合流してちょうだい。」
「了解しました。それと……領邦軍に雇われた猟兵団にも気を配ったほうがよさそうだな。」
シグルーン達の言葉に頷いたリィンは考え込んだ。
「ん、気を付けた方がいいかも。」
「監視塔の件同様猟兵達を雇っている可能性は高いでしょうね……」
リィンの言葉にフィーは頷き、セレーネは考え込み
「怖いけど……僕も突入班としてがんばるよ。そして、この手で姉さんを助け出してみせる……!」
エリオットは決意の表情をした。
「安心させるつもりではないが、”双龍橋”に”猟兵”は恐らくいないと思われる。」
「え……」
「一体どういう事でしょうか?」
パントの話を聞いたリィンは目を丸くし、エリスは不思議そうな表情をした。
「先日私達―――メンフィルの諜報員達の手によってエレボニア各地に知れ渡った例の新聞の内容を知ったクロイツェン州に雇われていた猟兵達はクロイツェン領邦軍を見限り、他の地方の領邦軍と契約を交わして雇われているとの情報が入っています。」
「ええっ!?ど、どうしてですか!?」
ルイーズの話を聞いたアリサは驚きの表情で声を上げた。
「……恐らくは”報酬”を支払う
依頼人
(
クライアント
)
のアルバレア公爵がメンフィルに拘束されたから、クロイツェン領邦軍に雇われていても報酬は入って来ないと判断して、クロイツェン領邦軍を見限ったのでしょうね。」
「ん。”猟兵”は”報酬”が全て。幾ら前金で雇われていても後から支払われる肝心の”報酬”が入って来ないんだったら見限るし、それに普通に考えたらクロイツェン領
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