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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第2部〜真の強者達の”力”〜 第26話
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「で、でも……」
「―――それじゃあ君達はこの一件に介入するのね?”正規軍と貴族連合の争い”に。」
「………………」
サラ教官の問いかけに続くようにシグルーンは静かな表情でリィン達を見回した。
「いえ――――あくまでエリオットのお姉さんを助け出すだけです。」
「必要以上に攻撃せず、正規軍と連携しなければ……」
「一応、大義名分は立つ筈。」
「ノルドの監視塔の妨害装置を止めた時と同じだねー。」
「まあ、かなり苦しいのは承知ですが……」
「私も”協力者”として、皆さんのお役に立てるように全力で協力致します……!」
「みんな……」
仲間達の答えを聞いたエリオットは目を丸くして仲間達を見回した
「フフ、それがわかってるならあたしも反対しないわ。フィオナさんはあたしの友達でもあるし……そもそも遊撃士協会には”規約”ってのがあってね。その第一項である”民間人の安全を守る”ためにはどんな無茶もOKなのよね〜。」
「そ、それは凄いですね……」
「ハハ、私達の世界からしたら考えられない常識だな。」
「フフ、そうですね。」
「まったく、焚き付ける気マンマンじゃない。」
サラ教官の話を聞いたエマは驚き、パントの言葉にルイーズは微笑みながら頷き、セリーヌは呆れた。
「ふふっ……それじゃあ―――決まりだね!」
「君達がその気なら僕達も肚を括るだけさ。」
「わたくしも……皆さんの行動の正当性を保証させていただきますわ!」
「勿論僕もです!何としても今回の救出作戦……絶対に成功させましょう!」
「ありがとうございます!」
「みんな……本当にありがとう……!……姉さん……絶対に助けてみせるから……!」
心強い仲間達に感謝したエリオットは決意の表情で姉を必ず助ける決意をした。
その後、会議室に集まったリィン達はフィオナの救出作戦の案を練った。その結果―――”双龍橋”の西側から騎神をもって裏側の守りを突破し……混乱の隙を突いて突入部隊が砦に潜入するという段取りとなった。
そして翌日―――――
12月17日――――
〜カレイジャス・ブリッジ〜
「―――さっき入った情報によると……現在、第四機甲師団の主力が双龍橋手前まで来ているらしいの。すでに領邦軍の機甲兵部隊との戦闘も始まってるみたい。」
「それは……第四機甲師団がかなり優勢みたいですね。」
「対機甲兵戦術のおかげか。……だからこそ領邦軍も人質まで持ち出したわけだな。」
トワの話を聞いたマキアスとユーシスは真剣な表情で呟いた。
「とにかく、これから双龍橋に向かうこと
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