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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第25話(幕間終了)
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間違ってはいませんわ。」

「はい……先日のメンフィル軍の空からによる襲撃を知って相当警戒しているでしょうし……」

静かな表情で呟いたシグルーンの言葉を聞いたエリスは不安そうな表情で呟き

「……まあ、この艦にはメンフィルの技術によって搭載されてある防御結界があるから、そう簡単に撃ち落されないと思うが……」

「防御結界を使うような事態にならない事が一番ですね。」

パントとルイーズはそれぞれ静かな表情で呟いた。



「現時点で降りられる場所は意外と少ないかもしれませんね。」

「たしかに……サラ教官は、何か意見はありませんか?」

エマの意見に頷いたマキアスはサラ教官に助言を求めた。

「あー、自分達で決めなさい。あの渋いオジサマが降りちゃってテンション下がっちゃったし。何なら早速メンフィルの”協力者”に意見を求めてみたらどうかしら?何せ”軍師”がいるしね。」

しかしサラ教官はやる気のなさそうな様子で答え、それを聞いたリィン達は脱力した。



「サラ、不真面目すぎ。」

「ふむ、そう言ってくれるのは娘冥利に尽きるというものだが。」

フィーはジト目でサラ教官を見つめ、ラウラは苦笑し

「あはは、今度ラウラに仲立ちしてもらったらー?」

ミリアムは無邪気に笑いながら冗談半分に提案し

「ハハ、中々ユニークな教官だね。」

「フフ、そうですね。」

「まあこれ程個性の強い学生を担当するのですから、担当する教官もそれなりの個性を求められているという事ですわね。」

苦笑するパントの言葉にルイーズとシグルーンはそれぞれ頷いた。



「冗談よ、冗談。今後、君達の進む先で切った張ったが必要になるなら目一杯付き合わせてもらうわ。でも―――”カレイジャス”を託されたのはあくまで君達よ。相談には乗るつもりだけど、大切な決断は自分達でしなさい。」

「サラ教官……」

「フッ、もっともらしい事を。」

「いつも真面目に答えてくれたら、教官として完璧ですのに……」

(普段はどういう方なのかしら……?)

サラ教官の答えを聞いたリィンは目を丸くし、ユーシスは静かな笑みを浮かべ、セレーネの言葉が気になったエリスは不思議そうな表情でサラ教官を見つめていた。



「それなんだけど……まずはこの艦の”大目標”と”指針”を決めるべきじゃないかな?」

「”大目標”と”指針”、ですか?」

(ほう……)

(あら……驚いたわね。真っ先にそれに気付くなんて。)

トワの提案を聞いたエリスは不思議そうな表情で首を傾げ、パントとシグルーンは感心した様子でトワを見つめ

「みんなで一丸となれるある程度大きな将来の目標……そして、そこに至るための具体
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