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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第22話
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。しかもリィンお兄さんはエレボニアにとって”英雄”になる可能性が非常に高い上アルフィン皇女と共に内戦終結に向けて活動するのだから、下手したらセドリック皇太子より二人の子供か、アルフィン皇女が次の皇帝になるべきだっていう声が出て来る可能性があると思うわよ?」
「それは…………」
「………………」
「……あくまで可能性の話です。それにセドリック殿下もアルフィン殿下と共にこの”紅き翼”で活動するのですから、そのような事になる発展する可能性は低いと思われます。」
「確かにそうですな……”帝国の至宝”と称えられているお二人が活動なさるのですから、知名度は対等です。」
セレーネの推測に頷いたレンの話を聞いたラウラは複雑そうな表情で辛そうな表情で黙り込んでいるセドリック皇太子を見つめ、静かな表情で語ったアルゼイド子爵の言葉にレーグニッツ知事は頷いた。
「―――アルフィンの言っていた通り”救済条約”の二人の子供の”皇位継承権”を放棄する件も放棄する。」
「お父様…………!」
「本当にいいのかしら?今じゃなくても、将来セドリック皇太子の子孫とアルフィン皇女の子孫もそうだけど、ひょっとしたらオリヴァルト皇子の子孫もそれぞれ皇位継承争いをして、”獅子戦役”や今みたいに内戦に発展する可能性だってあるわよ。」
ユーゲント三世の決定にアルフィン皇女が明るい表情をしている中、レンは真剣な表情で問いかけた。
「何度も言っているように”庶子”である私に皇位継承権はない。だから私の子孫が皇位継承争いに加わる事は絶対にない。」
「……それを決めるのは私ではなく、その時代の者達。それにもし皇位継承争いによって内戦に発展したとしても、アルフィンの子孫を有しているメンフィルが早期に収めるのではないか?」
「………うふふ、その時はその時で対応を考えるとだけ言っておくわ。――――ただ言っておくけど、緩和するとしてもラマール州とノルティア州の一部については緩和されないわよ。ラマール州とノルティア州の一部についてはクロスベルに贈与する事になっているし。」
オリヴァルト皇子の後に答えたユーゲント三世に問いかけられたレンは意味ありげな笑みを浮かべた後話を続けた。
「ちなみにノルティア州の一部についてですが、”ルーレ”を含めた”ラインフォルトグループ”の大きな工場がある領地になっていますわ。」
「狙いは”ラインフォルトグループ”ですか………」
「そりゃ”ラインフォルトグループ”が納める税収もそうだけど、兵器を含めた鉄鋼業の生産力とか新興の国であるクロスベルからしたら絶対手に入れたいよね〜。」
「………………」
「アリサさん……」
ルイーネの話を聞いたクレア大尉は厳しい表情をし、ミリアムの
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