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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第22話
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度は下がるわ。これなら内戦当初から不利な状況であり続けた正規軍でも勝てるでしょう?……というかもしこれで勝てなかったら、メンフィルが現れるまで”大陸最強”の名を冠していた帝国正規軍の練度を本気で疑うわよ。」

「それはそうなのですが………………」

「……ま、確かに”殲滅天使”の言っている事は正論だね。」

「そだね〜。”黒旋風”が強いのは確かだけど、あの二人と比べたらそんなに怖くないよね〜。」

レンの話を聞いたクレア大尉は複雑そうな表情で言葉を濁し、フィーとミリアムはそれぞれ静かな表情で呟いた。



「さてと。色々と話が逸れてしまったけど現時点での”戦争回避条約”の実行はどうするつもりなのかしら?」

「…………私とプリシラがメンフィルの保護を受け入れる事を実行する。」

「陛下……」

「………………」

「あなた……あなたがそう決めたのならば、私もそれに従います。」

レンの問いに答えたユーゲント三世の答えを聞いたレーグニッツ知事は複雑そうな表情をし、アルゼイド子爵は目を伏せ、プリシラ皇妃は静かな表情で頷き

「…………でしたらレン姫。俺も俺自身の事を示した”妥協案”を実行しますので、エレボニアがメンフィルに対して”誠意”を示したという事で、”戦争回避条約”の条約内容の一部を緩和して頂けないでしょうか?―――お願いします!」

「ユーシス…………」

レンに申し出るユーシスをラウラは心配そうな表情で見つめた。



「”妥協案”なのに緩和を頼むなんてずうずうしいわねぇ……ま、ユーシスお兄さんの言っている事も一理あるし、一応聞いてからどうするか考えるわ。それで?どの条約内容を緩和して欲しいのかしら?」

ユーシスの申し出に呆れていたレンだったがすぐに気を取り直してユーシスを見つめた。

「”戦争回避条約”の”第一項”に記されてあるカイエン公達の引き渡しがありますが……”蒼の深淵”の引き渡しができなかった際、その件については見逃すという事にして頂けないでしょうか?」

「え……ね、姉さんをですか!?一体何故……」

ユーシスの話を聞いたエマは驚き

「……先程のレン姫の情報通りならば”蒼の深淵”は今後内戦に一切関わらず、他国に潜伏していると思われます。それを考えれば現状エレボニアが彼女を拘束してメンフィルに引き渡す事はほぼ”不可能”と言っても過言ではありません。」

「あ…………」

そしてクレア大尉の推測を聞くと呆けた後複雑そうな表情をした。



「……………ま、対価としては妥当な所ね。―――いいわ。その件については後でパパやシルヴァンお兄様達に説明して、説得してあげる。メンフィル現皇帝シルヴァン・マーシルンの名代メンフィル皇女レン・H・マーシルンの
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