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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第22話
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た表情で呟き、アルゼイド子爵は重々しい様子を纏って黙り込んでいた。



「そ、そんな……罪もない民達を人質に取るなんて、余りにも卑劣ではありませんか!?」

セドリック皇太子は怒りの表情で反論したが

「クスクス、さっきも言ったように民達を人質に取る事を提案したのはユーディット・カイエンよ。それにそのお蔭でオーレリア将軍達は戦死せずにすんだのだから、結果的にユーディット・カイエンはオーレリア将軍達を救ったし、ユーディット・カイエンはこれ以上犠牲者を出さない為にも心を鬼にして、その提案をしたと言っていたとの事よ。」

「それは………」

「………………」

「……念の為に聞いておくけどオーレリア将軍達が降伏した後は、人質達は解放してくれたんだよね?」

レンの指摘を聞くと黙り込み、ユーゲント三世は目を伏せて黙り込み、オリヴァルト皇子は真剣な表情で尋ねた。



「ええ、人質達は当然解放したわよ。ああそうそう。ちなみにユーディット・カイエンはクロスベルや戦争回避条約の件を知った際、新たな”祖国”であるクロスベルに忠誠を誓って、妹と一緒に働くつもりだって言っていたそうよ?」

「ええっ!?ど、どうして彼女達が……!?」

「……恐らくはカイエン公爵家を存続させる為かと思われます。」

「……………」

「あらあらまぁまぁ……フフッ、ちゃんと自分達の立場がわかって行動している事に加えて優秀で従順な人達は私も好きだし、そんな人達は勿論重用するつもりよ?将来が楽しみな人達が来てくれて、私達も助かるわ♪」

ルイーネを見つめて言ったレンの話を聞いて驚いているプリシラ皇妃にラウラは説明し、ユーシスは複雑そうな表情で黙り込み、、ルイーネは微笑み

「それとカイエン公爵家を存続させる事を含めた自分の”希望”を叶える為にヴァイスお兄さんとの交渉を求めていて、ヒーニアスお兄様がその嘆願に応えたとの事よ♪」

「え”。よ、よりにもよってヴァイス様にですか…………?」

「た、確かに状況を考えるとその選択が一番正しいかと思われるのですが……」

「うふふ、その時どんな展開になるのか、お姉さん、もうわかっちゃったわ♪」

(お父様ですとそのユーディットという方に自分の”女”になる事とかを冗談抜きで条件に出しそうですわ……)

レンの説明を聞き、ヴァイスの性格を考え、まだ見ぬユーディットがどのような事になるのか既に察したマルギレッタとリ・アネスは表情を引き攣らせ、ルイーネは微笑み、メサイアは疲れた表情をしていた。



「さ・ら・に♪”結社”も”貴族連合”と手を切って、今回の内戦から手を引いたそうよ♪」

「な――――――」

「ええっ!?」

「何ですって!?」

「ほえええええ
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