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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第22話
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〜カレイジャス・ブリーフィングルーム〜
「―――待たせたわね。さっきパパからの通信で新たな情報が入ったわ。内戦終結を望むユーゲント皇帝達にとってもそうだけど、正規軍にとってもとんでもない朗報よ?」
「え…………」
「……一体どういう内容なのでしょうか?」
意味ありげに笑みを浮かべるレンの言葉を聞いたアルフィン皇女は呆け、クレア大尉は真剣な表情で尋ねた。
「オルディス制圧から約2時間後にオルディス奪還の為にオルディス近郊に現れたオーレリア将軍率いるラマール領邦軍がメンフィル軍に戦う事なく”降伏”したとの事よ♪」
「な――――――」
「何だと!?」
「あのオーレリア将軍が剣を交える事無く”降伏”したのですか…!?」
「ほええええええ〜〜っ!?ど、どどどどど、どうやってあの”黄金の羅刹”を降伏させたの〜〜〜!?」
レンの口から語られた驚愕の事実にユーゲント三世は絶句し、トヴァルとラウラは信じられない表情をし、ミリアムは混乱した様子で声を上げた。
「……その情報は本当なのでしょうか?私はかつてオーレリアにアルゼイドの剣を師事した事がありますが……あの者は例え劣勢であろうとも戦を諦めるような性格ではありませんが……」
「うふふ、”黄金の羅刹”率いるラマール領邦軍の部隊はユーディットって言う人の説得によって、降伏したとの事よ♪」
驚きの表情をしているアルゼイド子爵にレンは説明し
「ユーディット……?一体誰の事ですか?」
「ユーディット嬢というのはカイエン公のご息女にしてカイエン公爵家の長女に当たる方だ。確か”才媛”として社交界でも有名な存在で、カイエン公爵自身も自慢していた方だ。」
不思議そうな表情で質問するガイウスにユーシスは静かな表情で答え
「ええっ!?カ、カイエン公爵の娘!?」
「何で内戦の主犯の娘がオーレリア将軍を降伏させたんだ!?」
ユーシスの話を聞いたアリサとマキアスは信じられない表情で声を上げた。
「彼女の事は私の耳にも入っている……彼女と彼女の妹、キュア嬢は内戦を起こす事に反対し、内戦勃発後は自らの私財をなげうってまで民達に支援物資を送っているとの事だ。」
「そんな方があのカイエン公のご息女なのですか……」
「とてもあのカイエン公の娘とは思えないわね。」
オリヴァルト皇子の説明を聞いたリィンとサラ教官は驚きの表情で呟き
「で、でもどうしてそのカイエン公のご息女の方が領邦軍を降伏させたのでしょう?」
「確かカイエン公爵の家族も拘束したって言っていたよね?」
セレーネは戸惑いの表情で呟き、フィーは真剣な表情でレンを見つめて尋ねた。
「彼女と彼女の妹キュア嬢に関しまして
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