第74話
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マ、カンリリカ、フリーダさ。」
フィーナに尋ねられたアドルは頷いて説明した。
「フフ…………久しぶりね、アドル君。」
「それに以前よりもっと強くなったようね、アドル!」
「お前がセルセタを去って5年………いい戦士になったじゃねえか、アドル。」
人物達の内の女性達―――フリーダとカーナは微笑み、大柄の男性―――デュレンは口元に笑みを浮かべてアドルを見つめた。
「君の噂は僕達も聞いているよ…………人呼んで”赤毛の冒険家”……………セルセタを去ってから君はその剣と勇気でセルセタを救ったようにさまざまな土地の危機を救ったようだね………」
「フフ、エルディール様の贈り物を大事にしているようで、何よりですわ。」
そして残りの人物達の内の男性―――オズマと女性―――カンリリカはそれぞれ微笑みながらアドルを見つめた。
「みんな、久しぶり。以前と変わっていなくて安心したよ。………ドギ達が先程いたから、君達と出会う事もなんとなくだけど予想していたよ………」
かつての仲間達にアドルは懐かしそうな表情で話しかけた。
「フフ、アドルさん。私達は成長しただけですけど、デュレンさんとフリーダさんは変わりましたわよ?」
「お、おい。」
「カ、カンリリカちゃん。」
「?どういう事だい?」
微笑みながら言ったカンリリカの話を聞いたデュレンとフリーダは若干焦りながらカンリリカに視線を向け、アドルは不思議そうな表情で尋ねた。
「それがね、アドル。貴方がセルセタを去って3年後にデュレンとフリーダが結婚したのよ!」
「えっ!?それは本当かい、2人とも!」
そしてカーナの説明を聞いたアドルは驚いてディレンとフリーダを見回した。
「あー…………ま、まあな………」
「ハア…………」
視線を向けられたデュレンは言いにくそうな表情で答え、フリーダは顔を赤らめて溜息を吐いた。
「そうか………おめでとう、2人とも。」
2人の様子を見たアドルは頷いた後、微笑んで2人を祝福した。
「アドルはどうなんだい?君のような勇敢な男なら慕う女性も多いと思うし。」
「そうですわね。リーザお姉様が慕っている方なんですから。」
「う”!?そ、それは………」
しかしオズマとカンリリカの言葉を聞き、唸った後表情を引き攣らせたその時
「アドルさん?」
「リーザさんって誰ですか?後で詳しく説明してもらいますからね?」
フィーナとエレナが威圧感のある笑顔でアドルを見つめ
「はい………………」
見つめられたアドルは肩を落として頷いた。
「アハハ!まさか2人もいるなんてね!さすがはアドルね!」
「それも一人はエルディール様と同じ方だなんて
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