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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第74話
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ゼの上空に連続で矢を放った!するとクローゼの上空に巨大な水のエネルギーの玉が出来た!

「今こそ、その義務を果たせ!」

詠唱を終えたクローゼはレイピアを地面に軽く叩いた。すると水の波紋が広がって行き、クローゼとアイシャの周りを囲むように無数の氷山が現れた!

「ブルー………デストラクト!!」

氷山に囲まれたアイシャは動じずクローゼの上空に出来ている水のエネルギーの球体にすざましいエネルギーの矢を放って破裂させた!すると球体からすざましい水のエネルギーが真下にいるクローゼに稲妻の如く降りて来た!

「フィンブルヴェド!!」

一方自分に攻撃が来る少し前にクローゼは辺りに聞こえるような透き通る静かな声で呟いた後、その場でレイピアを一回り舞いながら振るった!すると全ての氷山は一斉に破壊され、破壊された時に出来た氷の刃が一斉にアイシャを襲った!

「うぁっ!?………くっ……………」

稲妻の如く降りて来た水のエネルギー―――上空に大量の矢を放ち、稲妻のように敵の頭上へ落とすアイシャのSクラフト―――ブルーデストラクトを受けたクローゼは地面に膝をついて戦闘不能になり

「ああっ!?く、悔しい〜…………!」

自分に一斉に襲い掛かった氷の刃――――大魔術を使う者達から教わり完成させた大魔術―――リベール王家に加護を与えている”水”の力を借りたクローゼの大魔術にしてSクラフト―――フィンブルヴェドを受けたアイシャは地面に膝をついて戦闘不能になった!

「はあ、はあ………相討ち………ですね。」

戦闘不能になったクローゼは息を切らせた後、苦笑しながらアイシャを見つめ

「ええ………フフ、ありがとう………いい勝負だったわ………」

見つめられたアイシャは頷いた後クローゼに微笑んだ。

「こちらこそ、ありがとうございました………同じ女の身でありながら”王”を継ぐ身として、貴女が貴女の国の民を幸せに導く事………心から応援しております。」

「私も貴女が良き女王となり、民達を幸せに導く事を応援しているわ………!」

そして2人は互いに微笑みながら、それぞれの未来が良き未来であることを応援した。



「そこだぁっ!ドラグナーエッジ!!」

ガッシュと対峙したアガットは先制攻撃替わりにクラフトを放った!

「狼牙衝!!」

しかしガッシュは螺旋状に旋回しながら突進して、敵を突き倒すクラフト―――狼牙衝で自分に来る衝撃波を相殺しながらアガットに突進し

「ハアァッ!!」

ハルバードを斧のように強烈に振り下ろすクラフト―――兜割りを放った!

「せいっ!!」

アガットは武器でガッシュの攻撃を受け止め、2人は鍔迫り合いの状態になった!

「フン………この”重剣”の俺と力比べ
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