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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第74話
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息を吐いてフィーナにお礼を言った後、再びレイピアを構え

「速さの加護を!スピードアップ!!」

「行きます………!」

フィーナの援護魔術を受け、身体能力が上がったクローゼはオーブメントを駆動させた後アイシャに一気に詰め寄り

「ヤアッ!!」

リウイ直伝の皇技―――フェヒテンバルを放った!

「っと!?」

クローゼのクラフトをアイシャは紙一重で回避したが

「ジーク!!」

「ピューイ!!」

「キャッ!?」

攻撃を回避された後すぐに指示をしたクローゼのジークによる攻撃を受けて怯み

「えい、やあ、はあ!!はっ、はっ、はっ、えい!!」

「くうっ!?」

さらにクローゼが連続で放ったクラフト―――シュトルウムとランツェンレイターを受けてさらにダメージを受け

「や〜っ!ブルーアセンション!!」

「ううっ!?」

止めにオーブメントの駆動を終わらせ、発動した上位アーツを放った!度重なる傷でアイシャは一瞬地面に膝をつきかけたが

「……まだ…………まだぁっ………!」

自らに気合を入れて立ち上がった!



「なんて、気力………!」

「私はアルタゴ公国の王位継承者!そんな簡単に倒れる訳にはいかないわ!」

自分の気力に驚いているクローゼにアイシャは気高さを見せ、叫んだ!

「!!貴女も”王”を継ぐ方ですか………!」

アイシャの言葉を聞いたクローゼは目を見開いて驚いた。

「私”も”?そういう言い方からすると、もしかして貴女もかしら?」

「ええ。私は未来のリベール王国を背負う者………フフ、機会があれば貴女ともっと話したかったですね………」

「奇遇ね。私もそう思ったわ。ま、それはできないけど………代わりにどちらが民を背負う”女王”かこの戦いで決めましょうか………!」

「はい。―――行きます!!」

アイシャの挑発に頷いたクローゼは再びアイシャに向かい、アイシャと一進一退の互角な戦いをしていた!

(レイピアも厄介だけど、離れたら強力な魔法や白ハヤブサによる牽制攻撃が来るのが厄介ね………だったら………)

(なんて弓技………一度攻撃を許せば、近づくのは容易ではないですね………ならば………)

それぞれの攻撃を回避した後2人はお互いに対峙した状態で睨みながら心の中で考え

((一気に決める(ます)!!))

やがて決意の表情になって同じ決意をした!



「太古より引き継がれし盟約に従い…………」

そしてクローゼは残っている魔力全てレイピアに注ぎ込んで詠唱を始め

「これでけりを付けるわ!はっ!行っけ――――!」

一方アイシャはクローゼを飛び越えながら矢を放って水柱で攻撃した後、クロー
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