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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第71話
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て天井近くまで飛び上がった後

「フフ………私は先に行ってアドルさんと一緒に待っていますね。」

エステル達に微笑んだ後、鉄球の上を飛行しながらアドルの元に向かった。

「あ、そういう事ね!」

「ハア………ナユタ君達の試練の時も思ったけど、自力で飛行できる人達って、反則すぎやろ………」

その様子を見たエステルは何かを察し、ケビンは溜息を吐いた。

「エステルさん、お願いできますか?」

「うん。カファルー!!」

そしてクローゼに言われたエステルはカファルーを召喚し、ケビン達はカファルーに乗って飛行して、アドルとフィーナが待つ場所に着地した。

「う〜ん………先を急ぐ状況じゃなかったら、あたしも自力でクリアしたかったんだけどな………機会があったらアドルさんみたいに挑んでみたいわね。」

「…………ああ。俺達遊撃士の訓練としてもちょうどいい場所だな。」

「えへへ…………オーバルギアを試験する場所にもってこいかも。」

「ア、アハハ………みんな、”バレスタイン城”の難しさを知っても呑気だね………ハア…………(こ、この人達は”バレスタイン城”を何だと思っているんだ………!?この城を登りきるのにどれだけ苦労した事か………!)」

飛行して自分の所に来た後呟いたエステル、アガット、ティータの言葉を聞いたアドルは表情を引き攣らせた後、溜息を吐いた。その後アドル達は先を進み、聖堂らしき場所に到着した。



「行き止まりか………?」

周囲を見回したアガットは呟いたが

「いや………」

アドルが首を横に振った後、探索の途中で手に入れたパイプ、鍵盤、白十字をオルガンに近づいて、それぞれ取り付けた。するとどこからともなく音楽が鳴った!

「な、なんや………!?」

「みんな、あれ………!」

突然聞こえ出した音楽にケビンは戸惑い、エステルは何かに気付いて指を指した、すると今まで行き止まりだった場所の壁が動き、先に進む道へと続いていた!そして同時にアドルの足元の床が消滅した!

「なっ!?こんな罠、以前には―――――」

罠に気付いたアドルは驚きながら落下し

「アドルさん!!」

「フィ、フィーナさん!?」

フィーナは翼を羽ばたかせて落下して行くアドルを追い、フィーナの行動に気付いたティータは驚いた。そしてケビン達がアドルとフィーナが消えた場所に駆け寄ると消滅した床は元に戻っていた。

「ど、どうしよう………!?これじゃあカファルーで2人を追って行けないし………」

「………探すしかねえだろ。見た所地下に続いているみたいだしな………」

「急いでお二人と合流しましょう………!」

元に戻った床を見たエステルは戸惑い、アガットは地下へと続く階段を視
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