第71話
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引き攣らせた。そしてさらに先に進むと
「な、何あれ…………?」
「て、鉄球が…………」
先へと進む場所にいくつもの鉄球が振り子のように揺れて、先を阻んでおり、それを見たエステルとフィーナは驚き
「しかも落ちた先は槍が生える床か………まさかエリカが創るよりえげつない罠があるとはな………」
「ハハ………よっぽど嫌われてんねんな、アガットさん………」
「あう………す、すみません………」
さらに罠を見つけたアガットは疲れた表情で溜息を吐き、その言葉を聞いたケビンは冷や汗を垂らし、ティータは申し訳なさそうな表情になった。
「そ、それにしてもアドルさん、よくこんな物騒な城、一人で制覇したわね………」
「敵は多い、おまけに罠も厄介すぎ………ホンマ、尊敬しますわ………」
「まあ、さすがにこの城を制覇するのは苦労したけどね…………」
罠を確認し終わったエステルとケビンは信じられない表情でアドルを見つめ、見つめられたアドルは疲れた表情で溜息を吐いた。
「それでアドルさん、ここはどうやって抜けたんですか?」
「タイミングを計って駆け抜ける!………それだけだよ。」
クローゼに尋ねられたアドルは力強く答えた後、溜息を吐いた。
「う、嘘やろ………?これを駆け抜けるなんて無理やろ………」
アドルの答えを聞いたケビンは表情を引き攣らせて答えたが
「悪いけど、それしか方法が無いんだ…………………ハアッ!!」
アドルは答えた後、鉄球が絶えず揺れて襲っている通路をジッと見つめた後、なんと突然走り出した!鉄球は次々とアドルを襲ったがアドルは紙一重で駆け抜けた!
「…………………」
アドルの行動を仲間達は驚きの表情で見つめていたがやがて我に返り
「へっ。やるじゃねえか。」
「あ、あはは………罠にも驚いたけど、それを潜りぬけるアドルさんにも驚かされるわね…………」
「フフ………さすがはアドルさんですね。」
アガットとエステル、フィーナは感心し
「け、けどオレらもこのえげつない通路を、アドルさんみたいに突破せなあかんねんやろ?」
「こ、困りましたね………」
「えっと………オーバルギアの加速を考えると必要な助走距離は〜で………あ、でも、タイミングも計らなきゃいけないし、鉄球のスピードも考えないと………」
ケビンは表情を引き攣らせ、クローゼは苦笑し、ティータは真剣な表情で考え込んでいた。
「あの………何もわざわざ地上から行く必要はないと思うのですが………」
「へ?それってどういう意味??」
そしてある事に気付いたフィーナの言葉を聞いたエステルが尋ねたその時
「こういう事です。」
フィーナは翼を羽ばたかせ
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