機動戦艦ナデシコ
1348話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
たスーパーガンダムだったのが、MAに内蔵されるMS的な……GP03デンドロビウムの如き存在となっていたのだから。
まぁ、大きさは圧倒的にファブニールの方が小さいが。
『ふふっ、喜んで貰えて何よりよ。出来れば私もその場にいたかったんだけど……それで、この通信はファブニールの件で?』
「いや、違う。実は火星で連合軍の駆逐艦が見つかったんだ」
『……駆逐艦?』
「ああ。コーネリア達が木星蜥蜴に攻撃をしようとした時に発見した。恐らく火星で木星蜥蜴と戦った時のものだと思うが……」
『連合軍に返す前に調べた方がいいわね。アクセルが持ってきたという事は、空間倉庫に入ってるんでしょう? なら、生きてる人は……』
「いなかった。ただ、駆逐艦の中は調べてないから、もしかしたら死体とかがあるかもしれない。……妙なところもあるんだけどな」
『妙なところ?』
「ああ。火星の側で木星蜥蜴と戦って、その結果火星に落下したのだとしても、損傷の類が殆どない。それこそ、まるで忽然と火星に姿を現したかのようにな」
『……それはちょっと気になるわね。分かったわ、えっと……第6格納庫の方が比較的空いているから、そこに行ってくれる? 私もすぐに量産型Wと一緒にそっちに向かうわ』
本来なら技術班を引き連れて行くのが最善なんだろうけど、そもそも技術班はここにいないしな。
量産型Wも、ある程度は技術者としての能力を持っており、あの駆逐艦を調べるくらいの事は問題なく出来る筈だ。
そもそも、あの駆逐艦に俺達が欲しいような技術の類があるとは思えないが。
「分かった、第6格納庫だな。すぐに向かう」
『ええ、お願い』
マリューの通信が切れる。
量産型Wを集めたり、色々とやるべき事があるんだろう。
そうして、俺は影のゲートを使って影へと身体を沈めていくのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ