機動戦艦ナデシコ
1348話
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後は連合軍に調べて貰えばいいか」
特にネルガルの研究所に戻る必要もないので、この場で空間倉庫からニーズヘッグを取り出す。
すると、駆逐艦の代わりにニーズヘッグが火星の大地へと立つ。
……まぁ、その大きさは圧倒的に違うが。
ニーズヘッグは全高15mの小型機で、連合軍の駆逐艦とは比べものにならない。
まぁ、戦闘力は逆の意味で比べものにならないんだが。
そのままニーズヘッグのコックピットへと入り、機体を起動させていく。
いつものようにT-LINKシステムによって俺の存在を認識し、システムXNを使おうとして……不意に遠くの方から爆発音が聞こえてくる。
一瞬何が起きたのか理解出来なかったが、それがコーネリアを始めとした火星解放部隊の仕業だと察するも、特に何かをするつもりはない。
木星蜥蜴を相手にして、シャドウミラーの実働班が……それも実働班を束ねるコーネリアが動いているのだから、心配する必要はないだろう。
ま、応援の要請があればあったで、それは何か新しい展開があったというものなのだろうが。
「システムXN、起動。転移座標入力……OK。転移フィールド生成開始」
その言葉と共にニーズヘッグを光の繭のような転移フィールドが覆い……
「転移」
その言葉と共に周囲の光景は一変する。
火星の大地にいたニーズヘッグは、次の瞬間にはサツキミドリ2号の側に待機しているニヴルヘイムのすぐ近くへと転移してきたのだ。
ニヴルヘイムの格納庫の1つへと入って行き、機体から降りる。
そして格納庫から通信を送ったのは、ニヴルヘイムの司令室。
エザリアにも連絡する必要もあるだろうが、物が駆逐艦なだけに、まずは技術班のマリューに連絡をした方がいいだろうと判断した為だ。
まぁ、念には念をいれるとすれば、ホワイトスターに戻って魔法球の中で調べた方がいいんだろうが……ただ、魔法球の方は色々な意味で忙しいからな。
ナデシコ世界のように、技術的にそれ程特筆すべきものがない世界の駆逐艦ならニヴルヘイムで調べた方がいいだろう。
それこそ、ナデシコだったら話は別だが。
「マリュー、ちょっといいか?」
『あら、お帰り。こっちに戻ってきたって事は、もうファブニールの件はいいの?』
その言葉に一瞬驚くも、そもそもマリューは技術班に所属しているんだからファブニールの件を知っているのも当然だろう。
しかもただ所属しているという訳ではなく、実質的にレモンに次ぐだけの権力を持っている。
まぁ、技術班の副隊長? 副長官? そんな感じの人物だ。
「ああ。かなり驚いたけど、十分に満足出来る性能だった。……いや、予想以上と言った方が正しいか」
俺が想像していたのはガンダムMk-UとGディフェンサーが合体し
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