暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL19 過去との決着、そして明日へ………
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それ以上言葉を交わさず動く。
桐谷はアルトアイゼンよりも大きい姿。まさに巨人と言えるアルトアイゼン・リーゼに。

「オーバーリミット」

そして零治はスキルカードを発動し、アーベントの姿は蒼く、そしてランチャーの形が変わる。

「桐谷、行け!!」
「ああ!!」

零治の言葉と共に桐谷は背中の翼を広げ、スラスター全開で駆け出した。

「パルチザンブラスターBモード!!」

零治はそれに合わせる様に高速移動と高速連射。まさにガトリングの様な魔力弾の雨が謙蔵を襲った。

「ああああああああああああああああ!!」

攻撃を防ごうともせず、身体中の蛇を伸ばし、2人を拘束しようとするが、零治の魔力弾が全てを防ぎダメージを与える。

「父さん!!」

そんな中、頭の角が雷を帯びる。

「母さんは!!ずっと!!」


そんな叫びと共に思い出す風景。
病院の個室で寂しく1人誰かを待つように外の景色を見る女性の姿。


その角で謙蔵を2度斬り裂き、吹っ飛ばす。しかし蛇の鱗で覆われた身体はダメージが少なかった。
だが攻撃はそれで終わりでは無い。

「桐谷!!」

吹っ飛ばされた先に先回りした零治がパルチザンランチャーを構えて待ち構えていた。

「Eモード!!」

そして巨大な砲撃をまた桐谷の方へ撃ち返した。

「父さんを待っていた!!」


その顔は少し寂しそうだが、見舞いに来る桐谷を見てはいつも優しそうな顔をしてくれていた。


次に桐谷はアルトアイゼンのステークよりも大きくなったリボルリングバンカーを構え、思いっきり突き刺した。そして弾を打ち込む。

「倒れてからずっと、ずっと!!」


父に何度も見舞いに来てほしいと桐谷は頼んだ。だが、一度たりとも会いに来てはくれなかった。


まるで訴える様な叫びだった。
2度、打ち込む、3度目、上へ思いっきり射出し吹っ飛ばした。

「決めるぞ!!」

またも待ち構えた零治がまたEモードで桐谷に撃ち返し、それをツノで受け止めた桐谷は前に振り下ろした。

そして両肩の巨大なスラスターを開けた。

「父さんを信じて待ってたんだ!!!」


それで笑ってずっと来てくれるのを待っていた。その姿を見て、桐谷は何度も何度も頼んだが、決して動こうとはせずそして結局………


その叫びと共に大きくなったベアリング弾を一斉発射。

「これで!!」

そして零治もトドメと言わんばかりに直接ブラスターを当て、Bモードを連射した。

「死ぬまで………笑顔で………父さんを………あなたは、愛されていたんだ。それなのに………いつまでもしがみついて………人は誰でもこんなはずじゃないって、そんな事を経験しながらも明日を、
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