暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL19 過去との決着、そして明日へ………
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ようとお前達にはどうしようも出来ん」

謙蔵は備えは完璧だと自負していた。加奈を直接攻撃すればその魔法は吸収され、スキルを使う事が出来る。こちらを直接狙ったとしても負けるとは思っていない。魔力を使っていけば加奈の記憶を消去する時間が省ける。

(だが、全てを完了するまで完全には消し去れない。途中止まってしまったらやり直さなければならない。この辺りはクレインの僅かな抵抗か………まあいい、例えカプセルに攻撃が通ったとして破壊されれば加奈の記憶も破壊される、もうどうする事も出来ないのだよ)

そう振り返り、小さく笑みを溢した。

「さて、動くか………」

何か3人で話していたのを謙蔵は静観していた。既にこの戦いの先は見えていた。

「もう貴様らにはどうする事も出来ない」
「さて、それはどうかな!!」

零治がそう言うと零治の姿が変わる。それと同時に桐谷のアルトアイゼンが解除された。
零治は黒い姿、ブラックサレナに、桐谷は普段の双剣の姿に。

(桐谷のはダメージから解除せざるおえなかったのだろうな)

そう推測しながら2人の動きを見る。

「桐谷、レヴィ、時間稼ぎを!!」
「ああ!!」
「任せて!!」

零治はその場で魔力を集束し、それをカバーするように桐谷とレヴィは謙蔵に襲い掛かった。

(威力の高い砲撃で私を倒すか、加奈を直接攻撃するかか………無駄な事を………)

再び触手を使い、襲い掛かる2人を攻撃する。攻撃を仕掛けた筈の2人だが、触手の猛攻に避けるのに精一杯だった。

「くっ………!!」
「このっ!!」

触手を斬り裂き、何とか捕まるのを逃れる2人、後方を確認する辺り、やはり零治の一撃に賭けている様に見えた。

「浅はかな………」
「それはどうかな?」
「!?」

思わず呟いた小さな言葉に桐谷が反応した。それと同時に2人は下がる。

「無駄な………」

しかし砲撃はやってこない。その代わり、零治の元へ桐谷は近づき、レヴィはフォトンランサーで謙蔵を攻撃した。

「一体何を………!?」

そこで3人の考えが分かった。

「しまった!!」

気付くのが遅かった。桐谷と零治はその場から転移し、現れたのは加奈のすぐ目の前だった。

「桐谷!!」
「白虎咬!!」

手に魔力を込め、直接ぶつけるシールドをも破壊出来る技。

「バカが!!破壊すれば加奈は………」

しかし様子がおかしかった。

「カプセルが解除される………!?」

攻撃を防ぐ筈のカプセルが静かに消え去り、桐谷は色々と巻き付けられている加奈を無理矢理救い出した、持ち上げた。

「な、何故………」
「クレイン博士の置き土産、そして俺達の『希望』だ!!父さんはあの人を舐めすぎな
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