暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL19 過去との決着、そして明日へ………
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レヴィの声に反応し、上昇し、喰らい付こうとした蛇を避ける。

「このお!!光翼斬!!」

蛇にではなく、俺の元へ移動してきたレヴィは謙蔵に斬撃を飛ばした。

『あっ………!!』

先ほどと同じく攻撃を易々と防ぐ謙蔵だが、目に入ったのは別だ。

「くそっ、だったら!!」
「レヴィ、攻撃は一旦止めろ!!」
「ええっ!?」

近距離へ攻め寄ろうとしたレヴィは慌てて止まった。

「恐らく、謙蔵が魔力を使うと加奈が苦しむ。何か連動しているみたいだ!!」
「えっ!?それじゃあどうするの!?」

「………流石雅也の息子か。貴様の言う通り俺が魔力を使えば使うほど、加奈の記憶は消えて行く」
「記憶が………消える!?」
「そう!!俺の最大の目的は加奈の記憶を無くし、新たに早苗として作り替える事だ!!もっと大体的に魔力を使っても良いが、マザーシステムを早く掌握しなくてはいけないからな。時間は多少掛かるが、これで無闇に攻撃は出来んだろう?」
「それじゃあ攻撃出来ないって事!?」

最悪だった。相手を止めると加奈が記憶を無くしてしまい、止めなくても結局ブレイブデュエルのマザーシステムがアイツの手に渡り加奈の記憶も消される。

「そう、お前等があがいた所で加奈を救う事は………」
「それは………どうかな!!」

大きな爆発音と共に蛇の顔が爆発した。

「何が………!!」

そこから現れたのは赤い姿。

「桐谷………」
「悪いが、お前の好きにはさせない!!」
「強がった所でお前には何も………!?」

そう言う謙蔵を尻目に桐谷は一気に加奈の元へ駆ける。

「くっ!?」

近づかせまいと魔力の触手を伸ばし、アルトアイゼンを受け止めた。

「無駄な事を!!」
「ぐ、ああああああああああああ!!」

放電の様な漆黒の雷が桐谷に走り、苦しそうな叫び声を上げる。

「このまま死ね!!」
「ぐうう………ああああああああああ!!」

アーマーを着ているのにも関わらず、本人にダメージがある様だ。

「月牙天衝!!」

そんな桐谷を救ったのは同じ黒い斬撃だった。

「黒崎!!」
「パイロシューター!!」

桐谷に目を取られた瞬間だった。
オレンジの魔力弾が加奈を包んだカプセルを襲った。

「これで、どうです!?」

閉じ込められている以上、何かしら変化があると考えたシュテルの攻撃。
しかしそれはカプセルに吸収されるような形で消えてしまった。

「なっ………!?」
「覚えたぞ。パイロシューター!!」

謙蔵はシュテルの方へ手をかざし、黒い魔力弾を複数発射。

「!?くっ………!!」

驚いた加奈だが、すぐに立て直し、下がりながら同じくパイロシューターを発射して
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