暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL19 過去との決着、そして明日へ………
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少の時間稼ぎにしかならないだろうが、協力者の科学者と共に何とか時間を稼ぐ。厳しいとは思うが、出来るだけ早く相手を機能停止にしてくれ』
「機能停止にすれば良いのだな?」
『ああ、だけど恐らくキルモードも起動されてるみたいだ。下手に攻撃を喰らえば最悪死に至る。すまない、今の状態では初期状態までの回復と多少の能力上昇しか出来なそうだ。いつまで効力があるか分からないし、どれだけダメージを抑えられるか分からない。矛盾してるかもしれないけど決して無理はせず相手を即座に倒してくれ!!危険な事を任せて済まない………だが頼む!!』

そう言って博士との通信が切れた。その声はとても悔しそうだった。
そして同時にかかる能力アップ。

「魔力も全快………アーベントも再度使用可能か」
「俺も…………」

対象は俺達だけでなく桐谷も含まれていた。

「おい、零治、一体何が起こってる?」
「悪い黒崎、2人を巻き込むつもりは無かったんだ。お前は神崎と巻き込まれない様に下がっていてくれ。後は俺達が………」

そう言って下がらせようとしたが黒崎は引き下がらなかった。

「事情は分からないが、奴を止めないと不味いんだろ?だったら俺も協力する」
「危険だぞ?」
「日常茶飯事だ」

そう言ってニヤリと笑った。正直とてもありがたいし頼りになる。

「神崎は下がってろ、下手に攻撃受けると命に関わるからな」

そう言う俺の助言を聞いても神崎の返事は無かった。俯き、何か言うのを耐えているように思えた。

(神崎………)

クラスで大体一緒にいる中で、神崎の性格もある程度分かってきた。オタクで人付き合いが苦手な神崎だが、思いやりがあり、優しい面もある。今も本当なら並んで戦いたいと思う気持ちがあるのだろう。だが、死を隣り合わせにしていきなり戦えるほどの勇気は無かったのだと思う。

それに対して責める気も無いし、むしろ黒崎のような奴が異常なのだ。

「大丈夫だ、任せろ」

そう言って神崎を下がらせた。

「皆、来るぞ!!」

ディアの声と共に6人全員散開した。

「レイ!!この首は5体しか動けん!!レイはあの男を止めるのを優先しろ!!」
「分かった!!」

時間は掛けていられない。アーベントになり、一気に加速して謙蔵の元へと駆ける。

「喰らえ!!」

そしてパルチザンランチャーBモードを発射した。

「全く、野蛮な………」

謙蔵は全く動じず、右手だけを射撃方向へかざした。

『あっ………あっ………』
「!?」

その時カプセルの様なものに入った加奈が苦しそうにしたのが視界に入った。
射撃はと言うと謙蔵が展開したシールドによって阻まれた。

「…………」
「レイ!!ごめん行った!!」


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