暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL19 過去との決着、そして明日へ………
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はどうした!!加奈を使って何をするつもりだ!!」
「あの執事にも困ったものだ。主人の命令を無視して行動するとは執事として失格だな。おかげでギリギリになってしまった。お前に全てを話していないとは言え、余計な障害は無しに限る。クレインもお目にいらぬ入れ知恵をしたようだが、アイツは俺を裏切る事は出来ない。だから脅威にもならないだろう」

「桐谷、一体何の話を………」

親子で話し始める2人に零治が詳しく聞こうとした時だった。

「あっ………」

短いショートの髪にカチューシャを付けた少女。小さい頃の面影を感じ、その顔は虚ろながらとても懐かしさを感じた。

「加奈!!」
「何!?」

零治の声に桐谷も確認する。その姿は間違いなく加奈に違いなかった。

「加奈!!父さん、一体何を!!!」
「今日!この日を持って!私は全てを取り戻す!!ジェイルにしろ、グランツにしろ、もう誰が来ても手遅れだ!!あの男が作ったこのゲームを壊し、その血を断ち、私は新たな早苗を手に入れる!!さあ起動しろウロボロス。全てを暴食の限り喰らい付くせ!!!」

大きく空に両手を上げながら狂ったように叫ぶ謙蔵。
そして加奈を巻き込んで2人の周りに巨大な機械の蛇が現れた。

「何これ!?」
「桐谷、来い!!」
「加奈!!加奈!!!」
「みんなも一旦離れるぞ!!」

驚きで硬直している皆に声を掛け、急いで距離を取る。

「何だよあれ………」

元々離れていた神崎だけはその一部始終を全て見ていた。

現れたのは1体の機械の蛇だけでは無い。その蛇は7体居て、そのどれもが大きい。身長の高い零治を丸呑み出るくほどだ。
そしてその7体の蛇が合わさっている中心部分、そこに謙蔵と加奈が居た。

「何でしょうあのカプセルみたいなものは………?」

ウロボロスと呼ばれた蛇に乗る謙蔵とは異なり、謙蔵の後ろには加奈を入れた紫色のカプセルがあった。

「………嫌な予感がする」
「俺もだ………」

そんな話をしていると相手が動いた。

「何をしているの………?」

2体の蛇が何も無い空間を何かを探すように首が動いていた。そして同時に………


バリン!!


「えっ………?」

何も無い空間にガラスが割れたように違う空間が出来た。

「あれは………」
『皆、聞いてくれ!!』

そんな時、緊急の通信が入った。通信を入れたのはグランツ博士だ。

『現在謙蔵の使用したウロボロスによってブレイブデュエルのシステムが侵食されている!!こちらが用意していたプロテクトを易々と突破してだ。このままでは直ぐに主であるマザーシステムにまで侵食するだろう。そこまで侵食されればゲームをプレイしているプレイヤーまで影響を及ぼす。………多
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