97話 橋
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が薙ぎ払って、ククールがはやぶさ斬りして、ヤンガスの蒼天魔斬が炸裂し、その辺りはあっという間に殺人現場のようだよ!殺魔現場?まぁ魔物は倒しても罪どころか感謝されるけど!
……ああ、ゼシカがいないと寂しい。ゼシカのことが心配。そしてなによりゼシカがいないと魔物全体にイオナズンしてくれる存在がいないから、全然魔物が減らない。空虚を嫌でも実感しつつ、私たちは進む。
でもでも、張り切っていくぞ!張り切るしかないぞ!
さてさて!道行く私たちの邪魔をするなら……こうやって、ずばっと切り裂いて、肉の三枚下ろしも、お手の物、だよ!
・・・・
関所から少し行ったところにあるのはリブルアーチ。そこに着けば、なんともそこは明るい感じで拍子抜け。いやいや、恐慌状態だったら困るけどさ。身構えてたからね。
とりあえず変わったことはないか、ゼシカは来てないかと探す。街中とはいえはぐれるのは勘弁して欲しいので目立つククールに色合いが目立たないトウカを頼んでおいた。
……うーん、僕にはよく分からないけど、魔法に敏いククールなら何か感じるかな?まぁ、……大人しくしてないトウカに付いて行って既にどこにいるか分からないんだけど。え、早くない?一瞬目を離した隙に……。
仕方ないのでトウカに置いていかれたヤンガスと一緒に街を回ることにする。
……とはいえ、なんて言おうかな。今までは見るからに怪しい白塗りメイクの道化師の男、名前はドルマゲスといって、長い杖を手に持っているんですって言えばよかったけど……。長い杖を持っていて、茶髪のツインテールでスカートを履いた、美人?……難しいなぁ。
途中、結構な勢い……街の中だからあれでも加減してるのは分かる……で猛然と進み、人の良さそうにニコニコしていろんな人に話しかけるトウカの姿が見える。後ろで振り回されたのかなんとなく背中が寂しく見えるククールが必死で追いかけて……。
あれ?ククールってスマートに女の子をリードするような女ったらしって思ってたんだけど、実はデート……僕はそんな経験はないけれど……で荷物持ちになって振り回されているタイプなのかな?
違うな。鉄かぶとと大剣、そして髪の毛がアシンメトリーに短くなったせいで余計旅の剣士にしか見えないトウカが洗練された雰囲気を出して誑しこんでいるようにしか見えないから色男として自信を粉砕されてる、とかそんなとこだろうな。
トラペッタで僕が見た光景を見ているのか……悲しいな。悲しくなってきちゃった。ヤンガスもそう思わない?……あーー、うん。トウカの方がククールより強いから当たり前って?そうかもね、そうかもしれないけどククールがいなかったら戦線崩壊もいいとこだからそうとも言い切れないさ……。
とりあえず、僕は目立つ屋敷
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