第70話
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と思うの。」
一方尋ねられたノイは呆れた表情でナユタを見つめながら答えた。
「…………………」
ノイの答えを聞いたナユタは驚きの表情で黙ってノイを見つめた。
「ナユタ…………まさかとは思うけど、答えを出さないなんて絶対に許さないの!”残され島”に帰ったら、ハッキリしてもらうからね!」
「う゛……………は、はい…………」
そしてノイに睨まれたナユタは唸った後、頷いた。
「ハハ………まあ、とりあえず次の”領域”に行くとするか。」
その様子をケビンは苦笑しながら見つめた後、話を変える為に提案して、無理やり終わらせた。その後ケビン達は周遊道に転位し探索をすると、文字盤が光っている石碑が追加され、『”影の王”が告げる………これより先は絆の城 。不屈の冒険家と白翼の女神をともない文字盤に手を触れるがいい。』という文章を見つけ、ケビン達は拠点に戻ってメンバーを編成し直すと同時に石碑に該当する人物達―――不屈の冒険家―――アドルと白翼の女神―――フィーナを連れて、石碑に触れて転位した。
〜絆の城〜
「ここは一体………?」
「あれは城か………?」
「一体どこなんでしょーね?」
転位して来たクローゼは周囲を見回して戸惑い、アガットは目の前にある城らしき建造物に気付き、ティータは首を傾げた。
「なっ!?ま、まさかあの城は!一体どういう事だ………!?フィーナと一緒ならてっきり”ダームの塔”あたりかと思っていたのに………」
一方アドルは自分にとって見覚えのある城を見て驚いた。
「アドルさん?」
「もしかして今までの冒険で行った場所なの?」
アドルの様子に気付いたフィーナは首を傾げ、エステルは尋ねた。
「ああ。――――”バレスタイン城”…………みんな、気を引き締めてくれ!あの城の魔物達は多い上に仕掛けは今までにないほど厄介だ!」
そしてアドルは真剣な表情で城―――バレスタイン城を睨みながら答えた後、ケビン達と共にバレスタイン城に向かい、探索を開始した。
こうしてどんな事も決して諦めぬ不屈の心、そして果てしない探究心を持つ”冒険家”はかつての旅の中でも攻略に苦しんだ迷宮の一つ―――”バレスタイン城”に愛する女神と時を超えた仲間達と共に再び挑み始めた……………!
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