第70話
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タの話を聞き、肩を落として落ち込んだ様子で小声で呟いた。
「クレハ………この鈍感野郎はもう直で言うしかねえぞ。ライラがどれだけ苦労しているか、これでわかっただろう?」
そこにシグナが近づいて来てクレハの肩を軽く叩いて慰め
「クレハ様…………」
ノイは心配そうな表情でクレハを見つめていた。
「……………………」
そしてクレハは顔を上げてナユタを無言で睨みつけた。
「え、えっと………クレハ?な、なんで睨むの………?」
一方睨まれたナユタは戸惑ったその時
「ん…………」
なんとクレハはナユタに近づいた後ナユタの頬にキスをした!
「え…………」
クレハの行動にナユタは呆けて驚いた後キスをされた頬を手で抑え
「ク、ク、ク、クレハ様〜!?」
ノイは混乱し
「ハハハハハハッ!やるじゃねぇか、クレハ!」
シグナは大声で笑い
「あら。中々大胆な行動ね♪」
「ハハ。見てるこっちが恥ずかしくなってくるな………」
「フッ………まあ、ヨシュア達ほどではないがな………」
「隙あらばプリネといちゃついているレーヴェに言われたくないわよ………」
レンは小悪魔な笑みを浮かべ、ケビンは苦笑し、レーヴェは静かな笑みを浮かべ、レーヴェの言葉を聞いたエステルはジト目でレーヴェを見つめた。
「ク、クレハ!?き、君は本当に…………!」
一方ナユタは慌てながら言おうとしたが、余りにも混乱していて言葉が出なかった。
「フフ………これで私の気持ちがようやくわかったでしょう?本当なら唇にしたかったけど、それは私とライラの中から私を選んでくれた時にしてあげるわ。」
「え゛!?ということはま、ま、まさかライラも!?」
「私とライラの気持ちは本物よ……………だから今度は貴方が悩む番よ、ナユタ♪帰ってきたらハッキリしてもらうからね♪」
混乱しているナユタを可笑しそうに見つめたながらクレハは光と共に消え
「ついでに言っておくが、戦闘中その神剣の傍で俺達の事をお前達が思ってくれたら少しだけ助けてやるぜ!後、クレハを泣かしたらいくらお前でも承知しねえからな?じゃあな!」
シグナはエステルの神剣―――絆の神剣に視線を向けた後、ナユタ達に助言し、そして光と共に消えた。
「……………………」
2人が消えた後、ナユタは口をパクパクして呆けていたが
「ナユタ?いつまで呆けているつもり?」
「ノイ!?ま、まさかノイはずっと知っていたの!?」
ノイの言葉に我に返り、そして慌てた様子で尋ねた。
「………何を今更。2人共凄くわかりやすい反応をしているんだから、私じゃなくても島の人達みんな気付いている
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