第70話
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度放つ事ぐらいはできます。………その力でナユタや貴女、そして仲間の方達を護り、無事”影の国”から帰還して下さい。………もう一人の”相棒”としてナユタを頼みます、”ノイ”。」
「うん………!任せてなの、”ノイ”………!」
2人のノイはそれぞれ微笑みながら自分と同じ存在を見つめていた。そしてもう一人のノイは消えようとした。
「本当にありがとう、”ノイ”………!君と冒険した日々は忘れない!」
「私もです、ナユタ………短い間でしたが貴方と冒険した日々はとても楽しかった………本当にありがとう…………どうかクレハ様達とお幸せに…………」
そしてもう一人のノイは微笑みながら光と共に消滅した。
「さて………俺達もそろそろお暇する時だな…………」
「うん…………」
一方シグナとクレハも消えようとした。
「クレハ様………手伝ってくれて本当にありがとうなの。」
「フフ………私もノイやナユタと一緒に戦えて嬉しかったわ。」
ノイにお礼を言われたクレハは微笑みながらノイを見つめた。
「シグナもね。助かったよ。」
「ったりまえだろ?俺はお前の兄貴分なんだから。」
同じようにナユタにお礼を言われたシグナは笑顔を見せて言った。
「あ、そうだ。クレハ、君に聞きたい事があるのだけど。」
「?何?」
そしてある事を思い出したナユタはクレハに尋ね、尋ねられたクレハは首を傾げて尋ねた。
「えっと………クレハがシグナと住まずに僕達と一緒に住む理由やお弁当とかを作ってくれる理由って…………僕の事が………その………好きだから………なの??」
「なっ…………!?」
恥ずかしそうな様子のナユタに尋ねられたクレハは顔を真っ赤にして驚き
「ナ、ナユタ…………」
「今、ここで聞くことじゃねえだろ…………」
その様子をノイとシグナは呆れながら見守り
「全く………どうして男ってこう、デリカシーや雰囲気ってもんがわからないのかしら?」
「うふふ。確かにそうよね。」
エステルとレンは呆れた後ケビン達に意味ありげな視線を向け
「いやいや。だからといってオレ等を見られても困るねんやけど………」
「……………………」
視線を向けられたケビンは苦笑し、レーヴェは何も語らず黙り込んでいた。
「スー………ハー………ねえナユタ。ど、どうしてそう思ったの?」
一方気を取り直したクレハは深呼吸をした後嬉しさを隠せない様子で顔を赤らめて恐る恐る尋ねたが
「あ、うん。エステルさん達にクレハの事を話したら、絶対そうだって言うから。」
「…………………つまり、ナユタ自身はそちらの人達に指摘されるまで何も思わなかったという事ね…………」
ナユ
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