第68話
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姿―――女神のような姿を見たエステルは呆け、レンは興味深そうな様子でナユタの傍にいるノイを見つめた。
「―――構えろ。何かして来るぞ。」
一方レーヴェは詠唱を始めた敵に気付き、剣を構えて警告した。すると敵の傍に手が4本ある巨大な異形の人型らしき存在が召喚された!
「”星座球”の”神像”…………!」
「そ、そんな………!この状況でアレとも戦わなきゃいけないなんて………!」
召喚された相手―――かつての最終決戦で自分達が戦った敵にして”星の意志”―――”虚無なる星核”ステル・アラクランを見たナユタは真剣な表情で呟き、ノイは信じられない表情をした。
「例えどんな状況になっても絶対に諦めない!僕………いや、”僕達”は今までもそうだし、これからも変わらない………そうだろう?ノイ!」
「ナユタ…………うん!」
決意の表情のナユタの言葉に勇気づけられたノイはナユタを見つめた後力強く頷いた。
(シグナ………クレハ………僕達に力を貸して………!)
そしてナユタが心の中で強く思ったその時!
「わっ!?な、何………!?」
なんとエステルの神剣―――”絆の神剣”が強く輝きだし、剣の様子に気付いたエステルは棒を仕舞って、剣を鞘から抜いた。すると!
「よう、ナユタ!お前の思いに応えて、来てやったぜ!」
「フフ………ようやく一緒に戦える時が来たね。」
なんとナユタ達の傍に先ほど消滅したはずのシグナが髪型を変え、さらに甲冑を付けた状態で、そしてシグナと同じ雪のような美しい白い髪を腰までなびかせ、シグナのような甲冑を付け、髪の色と同じ色の帽子を被った紅の瞳を持つ少女が現れた!
「シ、シグナ!?それにクレハまで………!」
「シグナはセラム様の恰好をしているし、しかもクレハ様まで現れるなんて……そ、それもあの時の恰好で………!一体どうなっているの〜!?」
シグナと少女―――シグナの妹であり、今は自分の家の同居人である少女――クレハを見たナユタは驚き、ノイは困惑した。
「先程ナユタは強く願ったじゃない。………”私達に力を貸して”って。」
「”想念”の力や俺達と馴染み深いこの領域の影響もあるがそれとは別にもう一つ………そいつが持っている”絆”を名として持つ”神剣”のお蔭で、お前達を助けに”想念”の”俺達”が来たって訳だ!」
驚いているナユタ達にクレハは微笑みながら説明し、シグナは口元に笑みを浮かべて言った。
「ハ、ハハ…………もう何でもありやな、この”影の国”は………それにエステルちゃんの”神剣”、反則すぎやろ…………」
一方説明を聞いたケビンは表情を引き攣らせて呟いた。
「ナユタ、ノイ………今度は一緒に私達の大切な友達を………”ノイ”を助けましょ
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