第68話
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礼がまだだったね。………ありがとう、”ノイ”。君のお蔭で以前のノイやクレハ達を助ける事ができ、一緒に暮らせるようになったんだから。」
「フフ………”私”は”星座球”の声によって導かれただけですよ。…………それにお礼を言うのはこちらの方です、ナユタ。短い間でしたが、貴方の”相棒”としての冒険………とても楽しかったです。」
ナユタに微笑まれたもう一人のノイも微笑みを返して言った。
「―――さて。もうお分かりと思いますが”私”が最初の”裏”の”守護者”として立ち塞がせてもらいます。」
「うん…………また”ノイ”と戦う事になるなんて、辛いけど………君を解放する為にも、もう一度全力で挑まさせてもらうよ。」
「ナユタ…………」
「………おかしな事を言いますね。私は貴方の良く知っている”ノイ”ではないのに………あの時と違い、心置きなく戦っていいのですよ?」
辛そうな表情で語るナユタをノイは心配そうな表情で見つめ、もう一人のノイは不思議そうな表情で尋ねたが
「そんな事はない!君もここにいる”ノイ”と同じ、大切な友達で”相棒”だ!」
「え…………」
ナユタの叫びを聞き、驚いてナユタを見つめた。
「”君”と冒険した日々は今でも覚えている!君と冒険した日々は短かったけど…………それでも僕にとって君はかけがえのない友達でもう一人の”相棒”だ!」
「「ナユタ……………」」
ナユタの言葉を聞いた2人のノイはそれぞれナユタを見つめていた。
「―――ありがとう。”私”の事をそんな風に思ってくれて………とても嬉しかったです。」
そしてもう一人のノイは一筋の涙を流し、優しい微笑みを浮かべて答えた。
「ノイ…………」
「だから貴方………いえ、”貴方達”にお願いします。”私”に勝って下さい………!」
「うん!」
「任せてなの!」
そしてもう一人のノイの言葉を聞いたナユタとノイはそれぞれ決意の表情で頷いた。それを見たもう一人のノイは両手を前に出して、詠唱をした!
「オ、オイオイオイ………!この展開はもしかして………」
「さ、さっき戦った人達みたいにノイちゃんも変身して巨大化するの………?」
その様子を見たケビンは表情を引き攣らせ、エステルは恐る恐るナユタ達に尋ねた。
「―――はい。」
「……まさか自分の”神像”と戦う日が来るとは思わなかったの…………」
尋ねられたナユタは頷き、ノイは複雑そうな表情でもう一人の自分を見つめていた。そして詠唱を終えたノイは変身し、さらに巨大化した!その姿とは………!
「め、”女神”…………!?」
「うふふ♪という事は本物の貴女もあの姿になれるのね♪」
ノイの真の
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