第68話
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たシグナの言葉を聞いたナユタは苦笑しながら答えた。
「そうか……………帰って来たらまた、手合わせをしようぜ、ナユタ。」
「うん。」
そしてシグナは光と共に消えようとした。
「さてと………これで俺の役目も終わりだ。」
「うん。お疲れ様、シグナ。」
「ああ。2人とも早く帰って来いよ!」
「うん!」
「約束なの!」
笑顔のシグナの言葉に2人はそれぞれ力強く頷いた。
「それとナユタ。クレハがお前と共に住む事を望み、様々な世話を焼いてくれる理由を聞く事………元の世界に帰ったら絶対に聞けよ!」
「うん!約束する………!」
「私もナユタの今の言葉、絶対に覚えておくから、安心しているの!」
「そうか。じゃあな…………」
2人の言葉を聞いたシグナは微笑んだ後光と共に消滅した。
「………お待たせしました。行きましょう、皆さん。」
「ここでようやく半分なの。もうひと踏ん張りなの!」
その後ケビン達は再び探索を再開し、ようやく最深部に到着した。
〜ステラリウム・中枢〜
「―――お待ちしておりました。ナユタ。」
ケビン達が最深部に到着すると聞き覚えのある声が聞こえて来た。そしてケビン達が聞き覚えのある方向を見るとそこには――
「んなっ!?」
「へっ!?ど、どういう事!?」
「あら。これは意外な展開ね。」
「………まさか同一の存在と出会うとはな。」
「そ、そんな………わ、”私”………!?」
なんとそこにはノイと瓜二つの人物が静かにケビン達を見つめており、もう一人のノイを見たケビン達は驚き、ノイは信じられない表情をした。
「…………やっぱり君だったか。もう一人の”ノイ”。」
一方ナユタは動じず、静かにもう一人のノイを見つめていた。
「もう一人………?あっ!!も、もしかして……………統合される前の”私”!?」
「はい。まさかこんな形で以前の”私”に出会うとは思いませんでした。」
ナユタの言葉を聞いて察しがついたノイにもう一人のノイは頷いた。
「はは………それにしてもノイが2人いるなんて、不思議な光景だね。」
「あ、あはは………アネラスさんがいたら、『2人ともお持ち帰りする!ダメでも絶対に片方は貰う!』って言いそうね。」
「ガクガク…………ブルブル………」
「何でしょう…………?急に寒気を感じたのですが……」
ナユタはノイが2人いる状況に苦笑し、エステルの言葉を聞いたノイは表情を青褪めさせて身体を震わせ、もう一人のノイもわずかに表情を青褪めさせて、少しだけ身体を震わせた。
「え、えっと………ノイは知らなくて良い事だから。………それよりあの時のお
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