第68話
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掛けた!
「やあっ!!」
対するナユタもシグナの攻撃を迎撃するかのように武器を構えて、シグナの攻撃を受け止めて鍔迫り合いの状態になった!
「ハハ!腕を上げたな、ナユタ!」
「シグナもね………!」
「当たり前だろ………!あれから隠れて師匠に稽古をしてもらったからな………!」
「珍しいね………!よく師匠の稽古をサボっていたシグナが…………!」
「ったりまえだろ………!お前に勝ち逃げされ続けるなんてこと、お前の兄貴分として情けねえ話だからな………!」
鍔迫り合いの状態でお互い一進一退をしながらナユタは口元に笑みを浮かべ、シグナは不敵な笑みを浮かべて会話をしていた。そして2人は鍔迫り合いをやめて、同時に一端下がって、距離を取って向かい合った!
「………そう言えばずっと疑問に思っていたんだけど………どうしてクレハはシグナと師匠とは一緒には住まずに、僕達と一緒に住む事を選んだ事や………僕達と一緒に”便利屋”の仕事を始めたのか………シグナは知っている?」
「……………ナユタ………お前、まだ気付いていないのか………?」
ナユタに尋ねられたシグナは一瞬固まった後、呆れた様子で尋ねた。
「………気付いていないって………何の事??」
「………ハア〜…………(ここまで鈍感だと直接伝えるしかねえぞ、クレハ…………)」
ナユタの答えを聞いたシグナは疲れた表情で溜息を吐いた。
「えっと………それに関係するかどうかわからないけど、エステルさん達はクレハが僕の事、好きだって言う可能性がかなりあるって言ってたけど、それ、本当なの??ノイに聞いても何だか、怒った様子で自分で直接クレハに聞けって言ってたし………」
「(ナユタ………そこまで答えがわかっている状況でまだ、わかんねえとか………ありえねえぞ!?)……さ〜てな。俺はあいつが何を考えているのか知らねえぜ。何せ実の兄よりお前と暮らす事を望んだ妹だからな。」
「シ、シグナ………何だか怒っていない…………?」
溜息を吐いた後、顔に青筋を立てて自分を見つめるシグナをナユタは冷や汗をかきながら尋ねた。
「うるせえ。妹の純情がまだわかんねえ鈍感野郎には俺が鉄槌を下してやる!構えろ、ナユタッ!!」
しかしシグナはナユタの疑問に答えず、睨みながら刀を構えて全身に闘気を纏った!
「!!」
それを見たナユタはシグナと同じ構えで全身に闘気を纏った!
「ハァァァァ…………!」
そしてシグナは刀を構えてナユタに突進して行った!
「ヤァァァァァ………!」
対するナユタも迎撃するかのように剣を構えてシグナに向かって突進した!そして2人はそれぞれさまざまなクラフトをすべてをすざましい速さで次々と放った
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