第67話
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、本当に嬉しかったの!」
一方ナユタは真剣な表情で頷き、ノイは4人を見回して言った。
「フフ、それはお互い様よ。」
「ナユタよ………聡いお主なら気付いているだろうが、”彼女”の前に”彼”と再び戦う事になる。」
「一度勝利したとはいえ、油断はせぬ事だ………」
「これからもシグナ様とクレハ様の事………よろしくお願いします………そしてノイ……貴女も幸せに生きてね………」
4人はそれぞれナユタとノイに伝えた後
「「「「後はよろしく頼んだぞ………勇敢なる者達よ…………」」」」
同時に光と共に消滅した。
「……………皆さん、後は任せて下さい………!」
「………さようなら、みんな……………」
その様子をナユタは決意の表情で見つめ、ノイは涙を流しながらしばらくの間見つめていた。
「ナユタ君…………ノイちゃん…………」
「「……………………」」
「2人とも………このまま進んでもええか?」
一方2人の様子をエステル達は静かに見つめ、エステル達を代表してケビンが静かに尋ねた。
「………はい。僕達は大丈夫です。」
「終点までの道のりはまだまだあるの。張り切って行くの!」
その後ケビン達は再び探索を再開し、道や仕掛けを知っているナユタやノイを先頭に進み続け、神殿らしき場所に到着した。
〜ステラリウム・星核神殿〜
「――――来たな、ナユタ、ノイ。」
ケビン達が神殿らしき場所に到着すると中央に腰に刀を収めている鞘を付け、雪のような美しい白い髪の青年がいた。
「待たせたね…………!」
「シグナ…………!」
青年―――シグナに気付いたナユタは決意の表情で呟き、ノイはシグナの名を呟き、仲間達と共にシグナに近づいた。
「やれやれ………それにしてもお前達は本当に冒険が好きだな………こんな妙な事態にまで巻き込まれやがって………」
「あ、あはは………」
「別に望んで巻き込まれた訳じゃないの!」
シグナの言葉を聞いたナユタは苦笑し、ノイは指摘した。
「ここにいるって事は………やっぱりシグナもギオさん達のように阻むつもりかい?」
「ああ。こんなふざけた事をしやがった”影の王”には怒っているが…………同時に感謝している。こんな形でお前にあの時のリベンジができるからな。」
「…………………」
「も、もしかして………」
シグナの話を聞いたナユタは静かにシグナを見つめ、ノイはある事を思い出した。するとその時、シグナは詠唱らしき動作をした後ナユタと共に消えた!
「や、やっぱり………」
「ナユタ君!?」
「あら………あの人、転位魔術が使えたのね。」
それを見たノイは疲れ
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