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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
9章〜裏の試練〜 第66話
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も新しい私の記憶を受け継いだ時の事を知っているから、その時の事も覚えているけど…………あれには本当に驚いたの。無口なアルゴールがまさか突っ込みをするなんて………」

「…………別に我は人嫌いではないのだが。」

エリスとノイの言葉を聞いたアルゴールは静かに呟き

「カッカッカ!それなら普段からワシらのようにもっとフランクになる事じゃな!」

「フフ…………少し見てみたい気がしますね。」

ギオは大声で笑い、ネメアスは上品に微笑んでいた。

「そ、それにしても最初に皆さんとはこの先が思いやられますね………」

「しかも4人同時相手なんて、さすがに反則なの!」

そしてナユタとノイはこれから目の前にいる人物達との戦いがある事を思い出し、ナユタは苦笑し、ノイは突っ込んだ。



「フフ………でもあの時とは違って、貴方達にはたくさんの仲間達がいるじゃない。」

「ここで我等を倒せなければ、”彼女”に再び勝つ事等難しいぞ。」

「!?まさかこの領域の”守護者”は…………!」

2人の言葉を聞いたエリスレットはケビン達を見回して微笑み、アルゴールは重々しい口調で呟き、その言葉を聞いたナユタはある事を察して驚いた。

「うむ、相変わらず察しの良い子じゃ。」

「………ええ。貴方の予想通りですよ。」

ナユタの言葉を聞いたギオとネメアスはそれぞれ真剣な表情で頷いた。

「??ナユタ………一体誰なの?」

「…………それは会えばわかるよ、ノイ。……ある意味君が一番よく知っている人だから………」

自分の様子に首を傾げ尋ねたノイの言葉にナユタは真剣な表情で言った。



「さて……そろそろ始めましょうか。」

「ええ。」

「絶対負けないの!」

身構えたエリスレットの言葉にナユタとノイはそれぞれ力強く頷いた。2人の言葉を聞いたギオ達はそれぞれ詠唱を始めた!

「”密林の大陸”オルタピアの管理者、”仙翁”ギオ………」

「”深淵の大陸”リズヴェルドの管理者、”歌巫女”エリスレット…………」

「”霊峰の大陸”ハインメルの管理者、”護王”アルゴール………」

「”原初の大陸”ラ・ウォルグの管理者、”賢者”ネメアス………」



「「「「勇者達よ………我等”管理者”の”試練”、見事超えてみせなさい………!!」」」」



するとギオの姿は巨大な鳥の姿に、エリスレットの姿は巨大な狼の姿に、アルゴールの姿は翼がついた巨大な虎の姿に、そしてネメアスの姿は巨大な獅子の姿に変化した!

「う、嘘でしょう…………!?」

「ハアッ!?変身した上巨大化って…………そんなのありかいなっ!?」

ギオ達の変身を見たエステルは信じられない表情をし、ケビンは
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