9章〜裏の試練〜 第66話
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様子で見つめていた。そして階段の先にある場所までナユタと共に移動し終えたノイはケビン達の所に飛んで来た。
「さっき見てもらったようにここの階段は私の”ギアクラフト”―――”ギアドライブ”でないと先に進めないの。」
「ちょ、ちょっと待ってくれへん!?さっきの方法でないと無理なん!?」
ノイの説明を聞いたケビンは慌てて尋ねた。
「そうだけど………何で??」
「んなの、怖くてできるかいな!?」
不思議そうな表情をしているノイにケビンは突っ込んだ。
「そうは言っても空でも飛ばない限りは無理なの。」
「あ。それなら……カファルー!!」
「うふふ、そういう事ね♪―――来て、パテル=マテル!!」
「―――来い、ドラギオン!!」
ノイの話を聞いて何かを思いついたエステルはカファルーを召喚し、エステルに続くようにレンとレーヴェも”想念”によってパテル=マテルとドラギオンを召喚し、それぞれ召喚した相手に乗り込み
「それじゃ、お先!」
「うふふ、神父さんはゆっくりと来ていいわよ?」
「…………………」
それぞれ飛行させて、ナユタが待っている場所に向かった。
「ちょっ!それ、反則やって!それにそんなドデカイ奴らに乗って行くねんやったらついでに俺も…………!」
それを見たケビンは驚いた後、制止の声を叫んだが、時既に遅くエステル達は自分達の予想外の行動に驚いた後引き攣った表情で見つめているナユタの近くまで近づいていた為、聞こえなかった。
「…………………………ハア………間に合わんかった…………3人とも薄情やろ…………」
その様子をケビンは口を開けて黙り込んだ後肩を落として溜息を吐いた。
「貴方はエステル達みたいに飛行できる何かを呼べないの?」
「んなのできるかいな!?あんな反則できるの、あの3人だけやっ!!」
「じゃあ、”ギアドライブ”で進むしかないの。早くしてほしいの。後は貴方だけなんだから。」
「う”……………え〜い、こうなったらもうやけくそやっ!!」
ノイに急かされたケビンは唸った後、自分を叱咤するかのように叫んだ。
「じゃ、行くの。」
「わ、わかった。」
「せ〜の………行っけ〜!」
「どわああああああああああ―――――ッ!?」
そしてケビンはノイの”ギアドライブ”で恐怖の叫びを上げながら、自分を待っているナユタ達の所まで進んだ。
「ぜえ………ぜえ………3人とも、薄情やろ………あんなドデカイ奴らに乗ってんねんから、ついでに乗せてくれてもええのに………」
「あ、あはは………ごめんね、ケビンさん。」
「うふふ♪みんなそれぞれの飛行手段があったからすっかり忘れていたわ♪」
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