9章〜裏の試練〜 第66話
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。(な、何で怒っているんだろう??)
ノイの言葉を聞いたナユタはノイの様子に戸惑いながら頷いた。
(うわ〜………あの様子だとまだ、わかっていないわね………ヨシュア並みに鈍感ね、ナユタ君って……………どんな育て方をされたのかしら?)
(…………何故、それを俺に言う…………というか実際今のヨシュアに育てたのは俺ではなく、ほとんどお前達だろうが………)
ナユタの様子を見ていたエステルは呆れた様子でレーヴェに小声で話しかけ、話しかけられたレーヴェは呆れた様子で答えた。
「ハハ………おしゃべりもいいけど、新手が現れん内に先に進もうか。2人とも、引き続き道案内、頼むな。」
「はい!」
「任せてなの!」
そしてケビン達はナユタとノイを先頭に進み始め、さまざまな仕掛けを解いた後、光の階段になって先へと続いている場所に到着した。
「よ、ようやく先に進めんな………敵は強いし、仕掛けも厄介………ホンマ、疲れたわ〜……これを登ったら少し休憩せえへん?」
光の階段を見ながらケビンは疲れた表情で溜息を吐いた後、提案した。
「いいと思いますよ。ここを登りきれば変化していなければ安全地帯がありますし。」
ケビンの提案を聞いたナユタは頷いて言った。
「そっか。ほなら行こか―――」
ナユタの言葉を聞いて頷いたケビンが先を進もうとしたその時
「!!ストップです!そのまま進めば落ちてしまいます!」
ナユタが血相を変えて警告した。
「へ………ん、んなっ!?すり抜け―――」
ナユタの言葉を聞いて不思議そうな表情をしながら階段に足を踏み入れたケビンは落下した!
「危ないっ!」
「あたしも手伝うわ!」
「やれやれ。世話がやけるな………」
それを見たナユタはすかさずケビンの片手を両手で掴んで、落下を防ぎ、エステルとレーヴェも手伝い、ケビンを地上に引っ張り上げた。
「た、助かったわ〜……一体どうなってんねん………」
引っ張り上げられたケビンは安堵の溜息を吐いた。
「この階段はノイの力がないと渡れないんです。」
「へ?それってどういう事??」
ナユタの説明を聞いたエステルは首を傾げて尋ねた。
「見ればすぐにわかります。………ノイ。」
「わかったなの。」
そしてナユタは浮いているノイと一緒に階段の目の前に立ち
「行っけ〜!!」
なんと歯車らしき髪飾りを巨大化させ、回転を始めたノイに掴まって回転しながら階段を進んだ!
「へっ!?」
「んなっ!?」
「うふふ。面白い移動の仕方ね。」
「ほう…………………」
それを見たケビンとエステルは驚き、レンは興味深そうな表情で見つめ、レーヴェは感心した
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