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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第21話
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そうな表情をし、アルゼイド子爵は重々しい様子を纏って呟き、クレア大尉は真剣な表情で考え込み、ミリアムは疲れた表情で呟き

「……こんなものまで既に発行していたという事は、最初からユーゲント皇帝夫妻を保護する内容の”妥協案”を呑ませるつもりだったとしか考えられないわね。」

「しかも嘘は書いていないから、余計に性質が悪いね。」

「フィ、フィーちゃん。」

セリーヌは目を細めてレン達を見つめ、ジト目で呟いたフィーの言葉を聞いたエマは冷や汗をかいた。



「フフッ、戦争状態に陥った国にここまで御膳立てをされた内戦なんて、他には絶対にないでしょうね♪」

「むしろあったら、色々と指摘したいところがありますよ……」

「ア、アハハ……でも早く戦争が終わって欲しいと思う民達にとっては希望が持てる内容ですわよね。」

微笑みながら呟いたルイーネにリ・アネスは疲れた表情で指摘し、マルギレッタは苦笑していた。

「というかユーゲント陛下達の救出の件まで書いてあるけど……そのつもりだったら、陛下達を救出する際のあたし達に手を貸してもよかったんじゃないの?もし失敗したらどうすつもりだったのよ……」

「クスクス、そんな心配は最初から……―――あら?――――失礼。ちょっとだけ席を外させてもらうわね。―――こちらレン・H・マーシルン…………」

呆れた表情で自分を見つめるサラ教官の言葉に微笑みながら答えかけたレンだったが、通信の音に気付き、通信機を取りだして通信をしながら会議室から出た。



「父上……先程の”妥協案”、まさか呑むのですか……?」

「………………」

「お父様、わたくしの事を気にする必要はありませんわ!わたくしの場合はレン姫の仰る通り自業自得ですし、それにわたくしのせいでエリスが女学院を去るのにわたくしだけが女学院に通い続けるという厚かましい事なんて絶対にできませんし、そもそもエリスがいない学院生活なんて考えられません!だからわたくしもエリスと一緒に退学する所存です!」

「姫様……」

レンが一時退出すると心配そうな表情で見つめてくるセドリック皇太子の問いかけにユーゲント三世は目を伏せて黙り込み、ユーゲント三世を見つめて意見するアルフィン皇女をエリスは驚きの表情で見つめ

「俺も殿下と同じ所存です、陛下!御身が危険を晒す必要はありません!」

「ユーシス……―――…エリゼ、本当に他の方法はないのか………?」

アルフィン皇女の後に続くように意見をするユーシスをリィンは複雑そうな表情で見つめた後エリゼに問いかけたが

「申し訳ありませんがメンフィル帝国政府内での発言権を持っていない私では不可能です。私はあくまで専属侍女長。エレボニアを本気で滅亡させるつもりでいたメンフィル帝
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