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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第21話
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トヴァルは厳しい表情でレンを見つめた。
「クスクス、さすがにそれは勘繰りすぎよ♪」
「なおバリアハートにはケルディックで臨時領主をしていたプリネ様達が移って来る事になり、以後バリアハートの元アルバレア公爵城館にて領主としての務めをされるそうです。」
「うふふ、リィンお兄さん達の”仲間”であるプリネお姉様達もいるんだから、”色々な意味”で安心でしょう?」
「それは…………」
「……彼女達ならば、父上達が過ごしやすいように最大限に配慮してくれるだろうし、メンフィルが心変わりをして父上達に危害を加えようとした際、メンフィルに内密で父上達を逃がしてくれる可能性もありそうだね。」
エリゼの説明の後に問いかけたレンの問いかけにリィンが複雑そうな表情をしている中、オリヴァルト皇子は僅かに安堵の表情をしながら呟いた。
「―――それともう一つ。エレボニア各地に散っている諜報員達の手によってメンフィル帝国が発行した新聞をエレボニア中にばら撒く事になっているわ♪エリゼお姉さん、シグルーンお姉さん。またお願いしてもいいかしら?」
「はい。」
「御意。」
そしてエリゼとシグルーンは手分けして新聞をリィン達に配った。その新聞の内容は要約すると以下のものであった。
1、貴族連合の数々の愚行によってメンフィルとエレボニアが戦争状態に陥ってしまった事
2、ユーゲント三世を始めとしたエレボニアの皇族達は全員オリヴァルト皇子率いる精鋭部隊によって救出された事
3、救出されたユーゲント三世は自らメンフィル帝国領内に赴いて、メンフィルとの和解に向けて交渉中との事
4、バリアハートとオルディスは既にメンフィルに制圧され、メンフィル領となった事。また制圧の際、貴族連合に加担した貴族の当主達が処刑され、それを後で知ったユーゲント三世は当主達の処刑並びにメンフィルによるバリアハート、オルディス占領を認めた事
5、ユーゲント三世を始めとしたエレボニア皇族達は貴族連合を”賊軍”と認定した事
6、メンフィルと交渉に向かったユーゲント三世に自分の代わりを託されたオリヴァルト皇子、セドリック皇太子、アルフィン皇女がそれぞれ内戦終結に向けて本格的に活動し始めた事
「………これは…………」
「……この内容がエレボニア中に知れ渡れば、間違いなく貴族連合に大打撃を与えるだろうな……」
「恐らく貴族連合から脱退する貴族達も出るでしょうね……」
「そりゃこんな内容の新聞を読んだら脱退したくなるよ〜。いきなり劣勢になった上、下手したら自分達までメンフィルに処刑されるかもしれないし。」
新聞の内容を読み終えたレーグニッツ知事は複雑
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