暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第21話
[4/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
体を震わせ始めた。
「言われてみれば、その可能性は十分にありますわよね……?」
「………実際カイエン公は”ヴァリマール”の乗り手であるリィンを勧誘する為に”パンダグリュエル”でユミルに襲撃したしな………」
「……リィンがパンダグリュエルに向かう代わりに2度とユミルを巻き込まない事をあの時カイエン公は口にしたが……メンフィルの襲撃と陛下達が奪還された事によって自分達の状況が不利になった今ならわからんな。」
セレーネは不安そうな表情をし、ガイウスは複雑そうな表情でリィンとエリス、エリゼをそれぞれ見つめ、ユーシスは重々しい様子を纏って呟き
「―――そうならない為に我々メンフィル軍がいるのです。本国から派遣されてきたメンフィル軍は当然エレボニア帝国と隣接している各メンフィル領にそれぞれ配置されていますが、ユミルが最重要防衛地点とされている為、今のユミルはエレボニア帝国と隣接している各メンフィル領の中で最も防御並びに迎撃態勢が整っており、最も安全な地帯と言っても過言ではありませんから、そんなに心配する必要はありませんわよ?しかもメンフィル皇家の方が最低一人は常駐する事になっています。」
「加えて冬が訪れた事によって雪山になった今のユミルは天然の要塞と化しています。地面が雪である事に加えて斜面や木々が障害となっている影響で戦車や機甲兵を使っての襲撃は難しく、またユミル領空には絶えず皆さんもその目にした”歪竜”や戦艦を含めた空挺部隊や”竜騎士”のようは飛行手段を持つ騎獣に乗る兵達の部隊が哨戒をしています。勿論山内の到る場所にメンフィル兵が配置されていますので、猟兵達による奇襲も”不可能”と言っても過言ではありません。」
「更に郷には精強なメンフィル軍の中でも生え抜きの実力がある親衛隊員に加えて親衛隊の隊長、もしくは副長が常駐しているわ。どう?これなら心配ないでしょう?」
「それは…………」
「―――例え”結社”の”執行者”や”蛇の使徒”であろうと多勢に無勢ですから不可能ですわ。変装能力が神がかっている”怪盗紳士”か”結社最強”と恐れられている”劫炎”、もしくは”鋼の聖女”でしたら可能かもしれませんが……」
「”怪盗紳士”と”劫炎”はプリネ達に討ち取られ、”鋼の聖女”とやらはクロスベルの上、例えその”鋼の聖女”とやらがシュバルツァー男爵夫妻の身柄を確保する為に強引に突破したとしてもそれまでの道のりに配備されているメンフィル兵達の報告でシュバルツァー男爵夫妻や郷の民達はメンフィル軍によって”鋼の聖女”が郷に辿り着くまでにどこかに避難させられるだろうから、”結社”によるユミルへの襲撃やシュバルツァー男爵夫妻の誘拐も実質不可能ね。」
シグルーンやエリゼ、レンの説明を聞いたリィンは複雑そうな表情をし、静かな口
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ