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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第20話
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時ラウラが真剣な表情でレンを見つめて尋ねた。
「あのねぇ……”戦争回避条約”で求められている現時点での実行をそこまで”妥協”してあげたのに、まだ妥協しろっていうのは図々しすぎよ。ユーゲント皇帝は”戦争回避条約”と”救済条約”の契約書に、ユーシスお兄さんとアルフィン皇女はそれぞれに渡された自分自身の誓約書にサインをすれば、この場はそれで勘弁してあげるのよ?それに”救済条約”を実行すればその時点でアルフィン皇女は”皇族の身分を捨てて、シュバルツァー家の子息の妻という身分になる”から、内戦を終結させる”大義名分”である皇族が一人減る事はそっちにとっても、あまりよろしくない話だと思うのだけど?」
「……………………」
「……セドリック殿下が残っているとはいえ、できればアルフィン殿下も一緒に”Z組”の”大義名分”になってくれた方が後々の事を考えると、”妥協案”を呑んだ方がいいかもしれねぇな。」
「そんな……ユーシス君まで……」
「”Z組”のほぼ半分が今年度で去ってしまう事にもなるな……」
「…………ッ!」
呆れた表情になったレンの指摘を聞いたラウラは反論できず黙り込み、トヴァルは複雑そうな表情をし、トワとジョルジュは辛そうな表情をし、サラ教官は唇を噛みしめてレンを睨み
「それと3人がそれぞれの書類にサインをすれば、メンフィル帝国領内に”カレイジャス”が停泊する事を許可する上メンフィル帝国領内での転移魔法陣を使った移動も許可するし、正規軍のメンフィル帝国領の通過の許可も降りる事になっているわ。」
「そうなると……帝都に進撃する際どうしてもメンフィル帝国領の通過が必要な第三機甲師団や第四機甲師団の通過も認めると言う事ですか?」
レンの説明を聞いたクレア大尉は真剣な表情で尋ねた。
「ええ、更にメンフィル帝国領内での補給も許可するわ。後シグルーンお姉さんをしばらくの間、”Z組”に同行させてもらうわよ。」
「え…………」
「わたし達に同行するって……」
「もしかしてボク達と一緒に戦ってくれるの!?」
レンの話を聞いたリィンは呆け、フィーは目を丸くし、ミリアムは目を丸くしてシグルーンを見つめた。
「はい。期間以内は皆様の”協力者”として、助力致しますわ。」
「…………”監視役”の間違いじゃないのかしら?」
「か、”監視役”って……」
目を細めるサラ教官の言葉を聞いたエリオットは不安そうな表情をし
「まあ、それもあるわね。わかっているとは思うけど、メンフィル帝国のエレボニア帝国に対する信頼度は”0”どころか、マイナス100%よ。」
「ま、まさかわたくし達がメンフィル帝国に対して、貴族連合がやったような事をすると思っているのでしょうか……?」
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