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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第20話
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「下手をすれば結婚相手までもメンフィルに決められるかもしれないアルフィンの為にも考えてくれたのですね……」
「……エレボニアの皇として……そしてアルフィンの親としても、お主には礼を言うべきだな。」
エリゼの答えを聞いたアルフィン皇女とオリヴァルト皇子とセドリック皇太子は複雑そうな表情でエリゼを見つめ、ユーゲント三世は重々しい様子を纏って呟いた。
「うふふ、アルフィン皇女にとっても悪くない話でしょう?元々リィンお兄さんに恋しているみたいだし、祖国も救える上民達のエレボニア皇族達に対する信頼を回復できるんだから、”皇族の義務”を果たして堂々と大好きなリィンお兄さんの許に嫁ぐだけで、自分が作った失態を帳消しにできるんだから♪」
「そ、それは………………………」
レンに指摘されたアルフィン皇女は言い辛そうな表情で答えを濁したが目を閉じて考え込み、やがて決意の表情になってリィンを見つめた。
「―――リィンさん。」
「は、はい。何でしょうか、殿下。」
「突然で申し訳ありませんが今この場でわたくしをリィンさんの妻の一人として娶って頂けませんか……?」
「そ、それは…………」
「ふえええええっ!?」
「な、ななななななっ!?」
「む、むう………」
「ア、アルフィン!?本気で今リィンさんと結婚する気なの!?」
「ま、まさか本当にこの場で……」
「だ、大胆ですわね、アルフィン皇女……」
「!!!!!!!!????」
(私が発案したとはいえ、目の前で兄様へのプロポーズをされると、色々と複雑ね……)
アルフィン皇女の告白にリィンは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、その様子を見ていたトワとアリサは慌て、ユーゲント三世は唸り、セドリック皇太子は信じられない表情をし、ジョルジュとセレーネは表情を引き攣らせ、エリスは目を見開いて混乱し、エリゼは疲れた表情をし
「勿論わたくしはリィンさんが今後わたくし以外の他の女性と何人結婚しても受け入れますし、正妻や側室にするのも嫌なら愛人でも構いませんわ!」
「で、殿下!?お気を確かにしてください!」
「アルフィン……さすがに愛人はどうかと思うわよ……?」
「ちょ、ちょっと待ってください!?殿下をそのような扱いにする等陛下―――いえ、エレボニア皇族の方達に失礼すぎます!」
真剣な表情で言ったアルフィン皇女の言葉を聞いたレーグニッツ知事が慌て、プリシラ皇妃が呆れている中リィンは慌て始め
「フッ、ならアルフィンを正妻にしてくれるのかな♪」
「で、殿下!?」
からかいの表情をしたオリヴァルト皇子の言葉を聞くと表情を引き攣らせた。
「リ・ィ・ン〜〜〜〜〜〜??」
「に・い・さ・
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