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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第18話
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制圧したエレボニアの地域内に情報局の手によって次々と撤退させられた遊撃士協会の支部の復活の許可や100兆ミラを”寄付”する話を持ち掛けたら、案外素直に応じてくれたそうよ♪勿論、戦争を起こした際は可能な限り市民達の被害を抑える事や、”百日戦役”のようにあからさまに市民達に危害を加えない事と市民達の避難誘導を行う遊撃士達の妨害はしないという誓約はしたわよ。」
「っ!!」
「宰相閣下主体によって行われたあの件ですか……」
「うわっ!?遊撃士協会はあの件についてまだ根に持っていたんだ!?」
「……そしてそのツケがよりにもよって今になって返ってきたんだ。」
レンの答えを聞いたクレア大尉は辛そうな表情で唇を噛みしめ、レーグニッツ知事は複雑そうな表情をし、ミリアムは驚き、フィーは真剣な表情で呟き
「クソッ!本部の連中は何を考えているんだ!?支部の復活と金の為だけに戦争を黙認するなんて……!」
「エレボニア帝国の国家予算をも軽く越えると思われる”寄付金”だとさすがに考えるでしょうし、加えて支部の撤退の件で元々エレボニア帝国自体に対していい感情を持っていなかった事も要因でしょうね……」
トヴァルは怒りの表情で声をあげ、サラ教官は厳しい表情で考え込んだ。
「そ、そうなると唯一仲裁してくれる組織で残っているのは”七耀教会”だけじゃないのか!?」
「―――いえ、七耀教会も恐らく仲裁に動かないわ。」
マキアスの言葉を否定するようにセリーヌは静かな表情で答えた。
「セ、セリーヌ……?一体どういう事……?」
「何故七耀教会が動かない事がわかるんだ?」
セリーヌの答えを聞いたエマは不安そうな表情をし、ガイウスは真剣な表情で尋ねた。
「忘れたのかしら?”七耀教会が崇めている女神”――――”空の
女神
(
エイドス
)
”自身がエレボニア帝国の内戦やメンフィルとの外交問題について介入するつもりはないって本人が言っていた事を。」
「あ…………」
「確かに本人も言ってたね。」
「その代わりに私とエマに”餞別”を授けてくれたのであったな……」
セリーヌの指摘を聞いてある事を思い出したアリサは表情を青褪めさせ、フィーは真剣な表情をし、ラウラは複雑そうな表情をし
「め、女神様が本当にそのような事を……!?」
「そ、そんな……女神様はエレボニアを見捨てられたというのですか!?」
「これも”ハーメルの悲劇”を起こしたエレボニアに対する”女神の裁き”かもしれぬな………」
「父上……」
アルフィン皇女とプリシラ皇妃は表情を青褪めさせ、重々しい様子を纏って呟いたユーゲント三世をセドリック皇太子は辛そうな表情で見つめ
「崇めている存在であるエイドス様自身が介入しないのな
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