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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第18話
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表情で呟き、フィーは真剣な表情で推測し

「し、しかも正規軍の主力の”アハツェン”に加えて”貴族連合”の主力の”機甲兵”までクロスベルも所有しているなんて……!」

「一体クロスベルは今、どれ程の戦力になっているのでしょう……?」

セドリック皇太子とプリシラ皇妃はそれぞれ表情を青褪めさせ

「なお制圧した二大国の領地はメンフィルと4:6の割合で分ける事になっていまして。”戦争回避条約”の中にあるラマール州と”ルーレ”を含めたメンフィルに贈与されるノルティア州の領地はクロスベルが納める事になっていますわ。ちなみに先程の説明にあった割合の内、6割の方がクロスベルです。」

「!!…………」

「嘘でしょう!?ルーレがクロスベルの領地になるなんて!?」

ルイーネの説明を聞いたシャロンは目を見開いて真剣な表情でルイーネ達を見つめ、アリサは信じられない表情で声を上げた。



「し、しかもエレボニア帝国どころかカルバード共和国にまでメンフィルと共に戦争を仕掛けるって……!」

「そんな事になったら西ゼムリア大陸は大混乱に陥るぞ!?」

「あ、あんた達……!あんた達の仕掛ける戦争によってどれだけの民達が苦しむと思っているのよ!?」

不安そうな表情をしているエリオットに続くようにマキアスは表情を青褪めさせて声を上げ、サラ教官は怒りの表情でルイーネ達やレン達を睨んだ。



「心外ねぇ。レン達―――メンフィルが”その気になれば”、”二大国如き”2,3日くらいあれば簡単に滅ぼせるし、メンフィルは基本戦争の際、エレボニアと違って”百日戦役”の時のようにあからさまに民達に危害を加える事はしないし、制圧した領地の民達も自国の民として大切に扱うわよ。」

「―――暴論になりますが、エレボニア帝国、カルバード共和国共に内戦状態です。そこに第3者である私達が二大国を滅亡させて、”新たな秩序”をもたらせば、少なくとも民達には平和が訪れますわ。」

「そ、そんな……!」

「クッ……!――レン姫!そのような事をすれば、貴国と同盟を結んでいる”不戦条約”を提唱したリベール王国が黙っているとお思いですか!?」

レンとマルギレッタの説明を聞いたアルフィン皇女は表情を青褪めさせ、クレア大尉は厳しい表情で問いかけた。



「――黙っているも何もリベール王国はメンフィルとクロスベルが二大国に戦争を仕掛ける事を承認して、二大国との国境であるハーケン門、ヴォルフ砦のメンフィル軍の通過を認めましたわ。」

「!!」

「なっ!?”不戦条約”を提唱したリベール王国がですか!?」

「……一体どうやってアリシア女王陛下達を説得したんだい?」

シグルーンの説明を聞いたユーゲント三世は目を見開き、リィンは驚き、
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