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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第18話
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めるのですか!?」
ルイーネの説明を聞いたユーゲント三世は目を見開き、アルフィン皇女は表情を青褪めさせ、セドリック皇太子は信じられない表情で声を上げたが
「あらあら。セドリック皇太子殿下はもしかしてクロスベルが自治州と化した当初から起こり続けている”クロスベル問題”をご存知でないのですか?もし”クロスベル問題”の事を一部でも知っていれば、わかるはずですわよね?――――長年積もり続けて来た二大国に対するクロスベルの民達の”怒り”を。」
「そ、それは………」
「……なるほどね。クロスベルに”覇道”を歩ませる為に、貴女達は積極的に警備隊、警察を強化して民達に慕われる存在へとなったのか……」
「…………まさか”六銃士”がクロスベルに根を下ろした当初からオズボーンが危惧していた事がこんなにも早く実現してしまうとは……こんな事になるのであればもっと速く”クロスベル問題”の解決に向けて積極的に動くべきだったな……やはり私は愚かな皇だ……」
「陛下……」
不敵な笑みを浮かべるルイーネの問いかけを聞くと辛そうな表情で肩を落とし、オリヴァルト皇子は厳しい表情で呟き、重々しい様子を纏って呟いたユーゲント三世をプリシラ皇妃は心配そうな表情で見つめ
「そ、そんな!?クロスベルまで一緒に攻めてくるなんて!?」
「一体何があってそうなったんだ……?」
「うわっ!?よりにもよってメンフィルと手を組んだんだ!」
「一体何故!?メンフィルには何の”利”もないというのに!」
「それに何故メンフィルは資産凍結を行い、自国の経済をも混乱させたクロスベルと同盟を組まれたのですか!?」
トワは表情を青褪めさせ、ジョルジュは考え込み、ミリアムは驚き、クレア大尉とレーグニッツ知事はそれぞれ信じられない表情をして声を上げた。
「……………………ねえ、今とんでもない事が聞こえたのだけど……私の聞き間違い?」
「い、いえ……私にもちゃんと聞こえました……―――クロスベルがメンフィルと共に二大国―――エレボニア帝国とカルバード共和国に戦争を仕掛けると……」
「あ、あの……レン姫……何故メンフィルはクロスベルと同盟を組む事にしたのですか……?」
呆然とした様子のアリサの言葉を聞いたエマは不安そうな表情で答え、エリスは信じられない表情でレンに尋ねた。
「ヴァイスお兄さ―――いえ、クロスベル側から様々な技術がメンフィルに提供されたのよ。魔導、魔術技術……そのどれもがメンフィルにはなかった技術でメンフィルはあらゆる面で恩恵を受けたわ。で、技術提供をする代わりにクロスベル側がメンフィルに求めたのは二大国―――つまりエレボニア帝国とカルバード共和国に一緒に攻め入る事や兵器の提供等を要求してメンフィルは快く同盟を組
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