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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第18話
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ドス”……あの女は”人と神”という表裏の顔を使い分けていたのね。」

「……”女神”としてのエイドスさんはどのような”人”なのでしょうね……」

「…………既に女神も”ハーメルの悲劇”を知り、エレボニアに対する”裁き”を降したという事か……」

「……………………」

レンの話を聞いたセリーヌは目を細め、エマとユーゲント三世は重々しい様子を纏って呟き、アルフィン皇女は辛そうな表情で黙り込んでいた。



「うふふ、話が随分逸れてしまいましたけど……―――これでおわかりでしょう?エレボニア帝国とカルバード共和国はまさに”四面楚歌”の状況である事を。特にエレボニア帝国に到っては”空の女神”にまで見捨てられたのですから、”女神の御慈悲”すら望めない状況ですわね♪」

「唯一仲裁をしてくれそうな西ゼムリアの組織や国家で残っているのは”レミフェリア公国”くらいだけど”不戦条約”を提唱したリベールが沈黙し、七耀教会や遊撃士協会も沈黙した今の状況で、仲裁する”義理”もない上、”利”もなくエレボニア帝国とカルバード共和国の為に果たして仲裁してくれるかしらねぇ?」

「クッ……!」

「今まで動きがなかったのは、”百日戦役”のように第三者からの仲裁をさせない為に裏で動き回っていたのね……!」

「チッ、徹底してやがるな……!」

ルイーネとレンの問いかけを聞いたクレア大尉は唇を噛みしめ、サラ教官とトヴァルは厳しい表情でレン達を見つめた。



「…………レン姫、ルイーネ殿。メンフィルがエレボニアを滅ぼそうと戦争を仕掛ける事は理解できますが……クロスベルと共に二大国を滅ぼそうとする事は”筋が通らない”のではありませんか?」

するとその時考え込んでいたリィンが真剣な表情でレン達を見つめて問いかけた。
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