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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第18話
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は自己紹介をした後ガイウスに微笑んだ。

「ええっ!?」

「ガ、ガイウスの知り合いなの!?」

「ああ……以前にも話したと思うがノルドで魔獣に包囲された父さん達を助けてくれた恩人――――ギュランドロスさんとその仲間の人達の中にいる一人が目の前の女性―――ルイーネさんで、ルイーネさんはギュランドロスさんの奥方なんだ。」

エリオットは驚き、アリサに尋ねられたガイウスは頷いて答え

「そう言えば……以前大旦那様から今でも印象に残る4人の旅人とノルドの地にて邂逅した話を聞いた事がありますが……―――まさか。」

「恐らくギュランドロスさん達だろう。ギュランドロスさん達も4人だったしな。―――お久しぶりです、ルイーネさん。お元気そうで何よりです。」

シャロンの推測に頷いたガイウスはルイーネに会釈をした。



「フフ、ガイウス君も元気そうで何よりよ。ラカンさん達はご無事かしら?エレボニアが内戦状態に陥ってしまった事でノルドの地も他人事じゃないと思うけど。」

「はい、父さん達もみんな無事で元気に生活をしています。今のノルドの地は仮初とは言え、戦火に包まれず平和を保っています。」

「そう………それはよかったわね。それと……貴女ともこうしてまた顔を合わせるのとは思いませんでしたよ、クレア・リーヴェルト大尉。」

ガイウスに優しげな微笑みを浮かべたルイーネは次にクレア大尉に視線を向け

「……それはこちらのセリフです。何故クロスベル警備隊、警察の上層部である貴女達がメンフィルに手を貸しているのですか?」

ルイーネに視線を向けられたクレア大尉は厳しい表情で尋ねた。



「フフ、その件については後でレン姫が説明してくれます。―――お久しぶりでございます、オリヴァルト殿下。行方不明と聞いておりましたが、ご無事で何よりです。」

「………心遣い、痛み入る。ヴァイス達は元気かい?」

「ええ。ちなみに2ヶ月前に起こった例の襲撃でリセルさんとも再会できましたわ。」

「!彼女まで、ヴァイス同様現代に生まれ変わっていたのか……フフッ、とんでもない偶然だね……」

ルイーネの話を聞いて目を見開いたオリヴァルト皇子は静かな笑みを浮かべた。

「お、お兄様……?確かそのお二人の名前は”影の国”という場所で出会ったという……」

「ああ。私の親友同然の男と彼に仕えている副官だ。二人とも遥か昔の時代に存在している人物だった為、もう再会する事はないと思っていたのだが……どうやらその様子だと彼らや貴女達は何らかの方法でメンフィルを味方につけて、再び”覇道”を歩もうとしているようだね?」

アルフィン皇女に尋ねられたオリヴァルト皇子は懐かしそうな表情をしたがすぐに表情を引き締めてルイーネを見つめた。

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