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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第17話
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「…………ッ……!」

「姫様…………」

「アルフィン……貴女だけの責任じゃないわ……」

「うむ………それに今この場には私もいる。よってお主が判断する必要はない。」

表情を青褪めさせて身体を震わせているアルフィン皇女をエリスは辛そうな表情で見つめ、プリシラ皇妃はアルフィン皇女を優しく抱きしめ、ユーゲント三世は慰めの言葉を送った。

「……先程アルフィンを私に”預ける”と言っていたが、アルフィンが戦争回避条約にサインした際、その後アルフィンをどうするつもりだったんだい?」

厳しい表情で黙り込んでいたオリヴァルト皇子はレンに対する問いかけを続けた。



「その時は女学院を退学するか卒業するまでの間は”自由”の身にするつもりだったわよ?そうでないと、”第三の風”としての活動がやり辛くなって、内戦終結が長引くでしょうしね。」

「ハハ……彼らにこの艦を託す事までも既に読んでいたのか……そう言う所も相変わらずだね。」

レンの答えを聞いたオリヴァルト皇子は疲れた表情で呟いた。

「さてと。話を戻すけど返事はどうするのかしら?」

そしてレンは不敵な笑みを浮かべてユーゲント三世を見つめた。



「…………………………――――エレボニア現皇帝ユーゲント・ライゼ・アルノールの名の元にメンフィル帝国が提案した”戦争回避条約”をエレボニア帝国は全て呑む事を確約する事を宣言する。必要なら今この場でサインもする。プリシラ達もよいな?」

「……陛下が決めたのであれば、私も陛下の判断に従う所存です。」

「………僕もです。」

「今回の件はわたくしがユミルに滞在した事によって、起きてしまった事……当然わたくしも異存はありませんし、わたくしには最初から反対や緩和を望む権利等ありませんわ………」

「―――私も特に反対するつもりはありません、父上。ただレン姫、謝罪金並びに賠償金の”支払方法”については相談させて貰えないだろうか?難民達の生活費の支払いはまだ可能だと思うが、幾らエレボニアが大国と言えど、1000兆ミラをすぐに用意するのは現実的に考えて不可能だ。」

「うふふ、レン達のお話が”全部終わった後”でまだ相談したいって言うんだったら、相談に乗ってあげるわよ♪」

ユーゲント三世達―――”アルノール家”一同が”戦争回避条約”に賛同する事を口にした後に尋ねて来たオリヴァルト皇子の問いかけにレンは小悪魔な笑みを浮かべて答え

「陛下………………」

「姫様………………」

「………ッ………!」

「……………………」

「エレボニアはこれからどうなってしまうんだ……?」

「そ、そんな……これしかメンフィル帝国との戦争を避ける方法はないの……?」

「お嬢様
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