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Eipic2チーム海鳴〜Prologue for Episode W vol.2〜
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理補佐官のグリフィス・ロウランです!」
「シャリオ・フィニーノ通信士です!」
「「「「「ロウラン・・・?」」」」」
私とアリシア、なのはとアリサとすずかは小首を傾げた。どこかで見た気がする外見、そしてファミリーネーム。頭の中で「あ・・・!」即座に答えを導き出す。
「うん、おおきにな、グリフィス君」
「久しぶりだな、グリフィス。少し見ない間に大きくなって」
「あはは。ルシルさんと最後に会ったのは4年前、僕が9つの時ですよ?」
「もうそんなになるのか」
「久しぶり〜。レティ提督は元気?」
「お久しぶりです、シャルロッテさん。母は相変わらずお酒が大好きですけど元気です」
シャルに対するグリフィスの返答で「やっぱり! レティ提督の・・・!」息子だって確信した。グリフィスは「はい。はじめまして!」緊張からか少しぎこちない笑みを浮かべた。あ、なんか今の笑みはレティ提督に似てるかも。
「えっと、フィニーノ通信士とは初めまして、だよね・・・?」
少し蚊帳の外だったシャリオに私は声を掛ける。この子とは会ってないと思う、うん。シャリオは「はいっ! でもみなさんのことは、すごく知っています!」目をキラキラさせて羨望の眼差しで私たちを見た。
「チーム海鳴! 私、大ファンなんです! その数多くのご活躍に私、いつもすっごく胸を躍らせていたんです! 何百年と破壊不能とされたロストロギアを破壊、管理局設立以前より次元世界で活動していたリンドヴルムの壊滅などなど! 様々な事件を解決してきた、若手エリートチーム! みなさんと今日お会いできると聞いて、もう3日も前からドキドキして待っていたんです!」
「すみません。シャーリーの管理局入局の志望動機が、みなさんに憧れて、だったので。ですからずっと興奮しっ放しなんです」
愛称なのかシャーリーと呼ぶグリフィスが、上気しながら私たちに迫ってくるシャリオを押し留めた。そんなシャリオの熱弁に「にゃはは。なんか嬉しいね」なのはが照れ笑いを浮かべる。私としても、大ファンって言われたら悪い気はしないよ。
「ねえ、グリフィス。今、シャリオ通信士をシャーリーって愛称で呼んだけど、ひょっとして彼女〜?」
「ち、違いますよ、シャルロッテさん! ただの幼馴染です!」
「さすがに幼馴染が結ばれるなんて、フィクションだけですよ♪ あまりに身近すぎて恋愛対象になりません♪」
「「・・・・」」
シャリオからそう返されたことでシャルとはやてが黙り込んだ。幼馴染に恋している2人にとっては耳が痛い話だ。
「幼馴染かぁ。ひょっとしたら知ってるかもだけど、私たちもみんな幼馴染なんだ。幼馴染の友達って貴重だから、大切にしないとね♪」
「「はいっ!」」
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